黒猫のゆううつ～Melancholisch von SchwarzeKatze

参考書片手に窓の外に降りしきる雨を見ている。
2月、
真冬だというのに雪じゃなくて雨だなんて。
今年は本当に雪が少ない。
どうしても違和感を感じてしまうのは多分、
この世で自分一人だけでは無いと思う。
そんなことを感じて過ごす休日。

ふと、「休日の雨は嫌い」とつぶやいた言葉を思い出す。
そして、「部屋で一緒に居られる時間が長くなる」とつぶやいた事を思い出す。
違う鼓動と息使いが交差する部屋で過ごす時間。
「愛」？「恋」？「絆」？
目に見えないものに名前を付けて、意味を与えるための行為。
傍らには確かに目に見えない何かがあって、
それが当たり前のようにあると信じた時間。

目に見えないものは、どちらかが存在を疑ったとき、
無意味なものになってしまうんだと思う。

ふと、「休日の雨は嫌い」とつぶやいて見た。
一人の部屋に冷たく響いた。



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特に意味は有りません(笑）
♪やけに～ 冷たい雨が降る～（byチャゲ＆飛鳥）
なんて曲が流れてたもんで。