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カテゴリ:石持浅海
3/9(土)
こんばんは。 今日も暑かったですね。 僕は今日仕事で、電車に通算5時間近く乗っていたので、何だかフラフラする感じです。 ちなみに東京近郊を行ったり来たり、途中寄り道というルートでした。 スカイツリーなどを眺めながら、休みで楽しそうな人たちをも羨ましがりながら、淡々と仕事をしてきました。 お疲れ様でした。 良い週末をお過し下さい。 石持浅海『届け物はまだ手の中に』光文社。 楡井和樹は恩人である益子を意味なく殺しながらも、精神鑑定の結果、無罪判決を受けた江藤にとうとう復讐を果たした。 益子はかつていじめられっ子だった楡井と設楽を救い出してくれた恩人で、今日の彼らがあるのは益子のおかげであると言っても過言ではなかった。 だが、楡井の中で復讐が完結したわけではなかった。 裏切り者であるかつての親友・設楽宏一にこのことを突きつけなければ、復讐は完結しないのだった。 設楽邸に向かった楡井は、家の前で設楽の子供・大樹が転落するところを助けるというハプニングに襲われた。 なぜ幼い子供から目を離しているのかを訝しく思いながらも、設楽の妻・さち子、設楽の妹・真澄、設楽の秘書・遠野の3人の女性に迎えられた。 大樹の誕生パーティーだというのだが、一向に設楽は書斎から姿を見せない。 秘書の遠野は急な仕事で手が離せないというのだが、どうも3人の女性の言動に違和感を持った楡井は何故設楽が姿を現さないのかを考えるのだった。 そして、その理由は楡井にとっては思いもかけないものだったのだ・・・。 著者得意の心理戦が3人の女性との間で繰り広げられます。 論理立てて推理を組み立てていく過程が読み応えあっていいです。 どんでん返しな結末もあり、お勧めです。
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一見したところ、ハッピーな展開になりそうな感じですが、状況からして、この後はそうならずにいろいろとドス黒い罠がてんこ盛りに張り巡らされているような・・・そんな感じがします。
(2013年03月09日 21時17分40秒)
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