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テーマ:『BLEACH』(613)
カテゴリ:絶園のテンペスト
BLEACHの第112話を見ました。
之芭のお陰で漢字と読み方分かりました。 第112話 「戦いの始まり、仮面の軍勢と破面」 死神の姿で現れた一心は一撃でグランドフィッシャーを葬り去る。 「い、一撃かよ!?」 強大な力を持つ一心に驚くコン達であった。 《無茶苦茶だ…無茶苦茶強ぇじゃねえか。こいつがホントに一護の…あの馬鹿親父なのかよ!?》 「討てましたか?仇」 「来てたのか、浦原」 浦原がそこにやって来る。 「お久しぶりっす、一心さん。やぁ、腕は鈍ってないみたいっすねぇ。安心しました」 「何だ!?えらくまともなこと言うじゃねえか」 「そりゃ、もう。霊圧萎んでも私のせいにされちゃ堪んないんでぇ」 「あぁ、そうかい。心配すんな、別に萎んでてもお前のせいには死ねえよ。それも含めて俺の実力だ」 「どっすか?20年ぶりの死神は」 「まぁまぁだ」 「心は晴れましたか?」 「まぁまぁだ。元々言うほど怨んじゃいねえんだよ、あんな虚のことは。俺がこの20年の間で欠片も晴れねえほど怨んでることがあるとすれば、そいつはあの夜、真咲を救えなかった俺の無力だけだ」 「変わんないっすね。そういうとこ、息子さんとそっくりだ」 「似てねえよ」 「似てますって」 「だから似てねえって言ってんだろ!!」 「じゃ、そういうことにしておきます。息子さんと言えば気づいてます?」 「ああ。お前さんの読み通り、接触してきたみたいだな。仮面の軍勢“ヴァイザード”だ」 之芭がペンでメモしてくれます。 「禁術を使って、虚の力を手にしようとした元死神の無法集団。所在も思想も一切不明、厄介だぜ。一つだけ分かってるのは仮面の軍勢と破面が組んでるわけじゃねえってことだ」 「でも、こっちの味方ってわけでもないですからね。仮面の軍勢、死神のことも嫌ってますから。けど、今回息子さんに接触してきたということは…」 「ああ、連中も何らかの準備をしてるってことだ。俺達と同様にな。連中も感づいてるんだろうさ、破面どもの急激な変化にな」 「やっぱりさっきの虚は仮面を剥いだ虚…」 之芭は破面をアランカルと読むとメモしてくれます。 「今までも自然発生した破面らしき存在は時々感知されてきたが、今回のは今まで確認された破面もどき共とは完成度が別物だった。何十年も進歩のなかった破面もどき共のレベルが跳ね上がったんだよ。ここに来て、いきなりな。分かってんだろ?こいつはつまり、藍染惣右介…あいつが破面もどき共に接触し、真の破面を作り出そうとしているってことだ。崩玉の力を使ってな」 「私の計算だと崩玉の熟成には1年はかかると踏んでたんですけどね…」 「無論、まだ完成した力じゃないさ。あの破面はまだ未完成だった。レベルは跳ね上がったが、霊圧が濁っていた。おそらくはこのレベルでどの程度戦えるかってデータ集めのために出してきた試作品だ。今でこそあのレベルだが、崩玉の力は絶大だ。奴はすぐに実践で使えるところまで研究を進めるだろうさ。そして完成した真の破面とメノスの軍勢を従えて世界を潰しに現れる。――どうするよ?」 「何とかしましょ。いずれにしろこの事態だ、敵味方はともかくとして皆動きますよ。仮面の軍勢も私達もそして尸魂界も。おっと、誰か近づいてくるようっすね」 「この霊圧は…」 「息子さんです。顔をあわせると何かと面倒っすか。さ、皆、さっさと帰りますよぉ」 「そうか、分かった。すぐに行く」 護廷十三隊の隊長が総隊長のもとに集結する。 一護が到着した頃には一心羅の姿はなく、霊圧が何だったのか一護には分からなかった。 一護に学校で平子のことを、石田は竜弦の言葉を思い出していた。 織姫と平子は元気に登校し、挨拶する。 「おはよう、黒崎くん!!」 「おはようさん、一護くん!!」 平子が普通に登校してきたことに驚く一護。 織姫が平子の名前を覚えていたと、平子は挨拶しながら、抱きつく。 それを見た啓吾が注意するも、誰やねんと平子が言う。 千鶴は啓吾に私に任せておきなと言い、織姫は嫌なことをされても嫌な顔できないい子だということが分からずにむやみに抱きつくような馬鹿はこの世の存在する価値はないと怒る。 一護は立ち上がり、ちょっと来いと平子を連れて行く。 「そない切れんでもええやんけ。別に織姫ちゃん、お前の彼女と違うやろ。お前みたいなのがあないなべっぴんさんをどうにかできるわけないもんな」 「違う!!っつうか井上には後でちゃんと謝っとけ。そこ当たり前だ」 「お前にそないなこと言われる筋合いないちゅうてんねん」 「平子、お前なんでまだ学校に来てんだ!?」 「無茶言いよんなぁ。学校に来んのは学生の義務やろ」 「お前がウチの学校に来たのは俺の中身に引き入れるためじゃねえのか!?だったらもうここには用がねえはずだろ!?」 「何でやねん。お前まさか、昨日の今日でもう俺が諦めた思ってるんちゃうやろな!?しつこいで、俺は。お前がうん言うまでいつまででも纏わりつくで。もう襲いねん。仮面の軍勢がいっぺん発症したら、二度と元には戻らへん。お前がどう思うが、お前はもうこっち側やねん、一護。織姫ちゃんに、でかいのに、眼鏡、皆仲間や思ってるんやろ、お前。違うで、仲間でおれんのは今だけや。今のまま死神でおり続けたら、お前はいずれ必ず内なる虚に呑まれて正気を失う。そうなったら終いや。お前の力は全てを壊すで、仲間も未来も全部巻き込んで粉々にな。ホンマはもう気ついてんのと違うか?お前自身の内なる虚はもう手つけられへんぐらいデカなってるちゅうことに。俺と来い、一護。正気の保ち方、教えたる」 学校が終わると、一護は啓吾の誘いを断り、そそくさと帰宅する。 平子は文句を言いながら帰宅途中、背後から蹴りを入れられる。 「こら、誰やねん!?この…!?ひ、ひよ里!?」 「何、もたくさしてんねん!!がちんたれが!!どこや、黒崎一護は!?」 今度は履物で頭をどつかれる平子。 「いや、まだ…」 「まだ!?まだってどういうことやねん!?さっさと言い包めて連れて来い言うてるやろ!!」 「そんなん言うたかってあいつ言うこと聞かへんねんもん」 「なら、はよ力ずくで連れてきい」 「えぇ!?こないだまでと言うてることちゃうやん」 そこに織姫と茶渡がやって来る。 「黒崎君に聞いても、きっと黒崎君は何でもないって答えると思うから、あなたに直接聞きに来たの。平子君、あなた達は何者?黒崎君をどうしたいの?」 「そないなもん聞かれて、さらっと教える思ってんのか?猿柿ひよ里」 名乗れと言われて名乗る織姫と茶渡。 「ふん、姫に虎かい。大層な名前やのぅ。うちらなんか猿に平やぞ。羨ましいのぅ、こら。しかもでっかいおっぱいにさらっさらの髪しやがって。ホンマ、ムカつくのぅ、この女。まぁ、ええわ。兎に角、あんたらに教えることは何もない。あんたらはここで死に」 平子はひよ里を抱えて逃げる。 追いかけようとする織姫を力の差は歴然だとし、茶渡は止める。 「うち、嫌いや人間。死神も嫌いや…」 「せやから、もうちょい待て言うてんねん。ボケ」 石田は竜弦のもとを訪れる。 「来たか。聞かせてもらおうか、お前の答えを」 「力を、滅却師の力を取り戻したい。借り物の力ではなく、僕自身の力を」 「それで?」 「誓います。僕は二度と死神ともその仲間とも関わらない」 桜日和 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 24, 2007 09:41:00 PM
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