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カテゴリ:BLOOD-C
ハチミツとクローバーの第6話を見ました。
キャンバス/君はス・テ・キ はぐみや竹本達はニューヨークから帰国したばかりの森田に早速振り回されていた。 森田が、何故帰国パーティーをやってくれないのかと駄々を捏ね、花本の研究室に立てこもったのだ。 竹本は森田に向かって、はぐみの気持ちを考えたことはあるのか、と言い放つ。 竹本は皆に黙ってニューヨークに行ったかと思えば、帰ってきた途端に我侭を言いだす森田に腹を立てていた。 「なぁ、花本はぐみ、俺ってさ、帰ってこない方がよかった?」 「え!?」 「竹本にそんなようなこと言われちゃったんだよね」 「嬉しいですよ」 「え?」 「私は嬉しいですよ、森田さんが帰ってきてくれて嬉しいです」 その頃、竹本は就職活動に追われていた。 だが、受けた会社から届くのは不採用の通知ばかり。 ローマイヤ先輩は、不採用通知の束を前にうなだれている竹本を負けて勝てばいい、と励ます。 クマに遭遇して死んだフリをするのは、わざと負けて生きるという勝利を掴むことだ、というのだ。 それを聞いた竹本はこのまま落ち続ければ勝利をつかめるのか、とローマイヤに尋ねた。 するとローマイヤは、死んだフリをして誤魔化す。 一方、真山が勤めている藤原デザイン事務所では、ギックリ腰で入院した美和子に代わって野宮が彼女の仕事を引き継いでいた。 あゆみは美和子に頼まれ、事務所がデザインを手がけた飲食店用に陶器を作ることになっていた。 あゆみに連絡を入れた野宮は週末までに陶器のグラスを8個作って欲しい、と発注する。 あゆみは無理なら別のところに頼む、という野宮の言葉にムッとしながらも、早速グラス作りに取りかかる。 そんな折、花本は以前、竹本に就職を勧めたある会社のことを再び彼に切り出す。 それは花本の知り合いが経営しているオーダー家具のメーカーだった。 竹本は早速、その会社を訪れた。 竹本は社長の薄井に気に入られたものの、このまま就職するべきかどうか迷っていた。 「日本にこれだけ人がいる中でさ、誰かが自分を必要としてくれるって結構凄いことだと思わない?誰かから必要とされるってそんなに簡単なことじゃないと思うんだよな」 真山から助言される竹本。 「真山はさ、あの未亡人とはどうなってんの?」 「え?別にどうもないけど」 「お前も恋愛だと竹本並に負けっ放しだな」 「放っといてよ」 「全然会ってもねえの?」 「会ってもないね」 「いいんだ?それで」 「いいわけないじゃん。会いたくて堪んないよ」 「でも会わねえんだ?」 「自分が一人前になるまであの人に近づかないって決めたから。必要とされる人間になるまで会わないって決めたから」 悩んだ末、竹本は薄井の会社に就職することを決意し、はぐみやあゆみ達は竹本のために就職内定のお祝いパーティーを開く。 『不安と迷いの中で決めた就職だったけど、皆の笑ってる顔見たらこれでよかったんだと思えた』 竹本は実家に報告の電話し、就職が決まったと聞いたカズさんは泣き出す。 『カズさんはずっと泣いていた。こっちが恥ずかしくなるくらいずっと、泣いていた』 野宮はあゆみに電話しますが、あゆみに冷たく切られる。 しかし、野宮は真山にあゆみに差し入れをするように頼むのだった。 はぐみは予選落ちした森田の作品が今までで一番好きで、見た瞬間に負けたと思ったと言う。 「見てたらまた悔しくなって、描きたくなりました」 「ここで描けば?」 「え、いいんですか?」 「おぅ、いいよ」 森田とはぐみは並んで作品作りをする。 真山はあゆみに差し入れする為に大学へやって来た。 その頃、理花は花本を訪ねてきていた。 「ねぇ、この写真撮った後、三人でご飯食べに行かなかった?」 「そうだっけ?覚えてねえな」 「どうして忘れていっちゃうのかね。忘れたくないことも、ず~っと思い続けていたいことも時間と共に少しずつ色あせていくでしょ。あの人との思い出もね、ゆっくり消えてってる気がして…。二度と思い出せなくなってること増えてってる気がするの…」 「そうやって自分を責めるな。そこに罪悪感を感じることはないんだよ」 「あたしが思い出さなかったらあの人がどんどん消えてっちゃうから。ちゃんと覚えててあげないとホントに消えてなくなっちゃうから」 真山は留守だったあゆみへの差し入れをメモと一緒に置いて帰るのだが、タクシーに乗る理花見つけると、追いかけてしまう。 携帯で理花のアドレスを出すのだが、今の自分じゃまだダメだと思い直して連絡をとろうとするのを止める。 肩を落とした真山は美和子の病室を訪ねる。 「どうしたの?」 「どうすれば…一人前になれるんですか?どうすれば、一人の人を…支えられるような人間になれるんですか…?どうすれば…どうすれば…ぅ…」 作業を終えたあゆみは真山のメモと差し入れの今川焼を見つけ、微笑む。 そして、真山が忘れていったコートを手に取り、抱きしめる。 そのコートを着て涙するあゆみの元にやってきた野宮。 頼まれていた茶碗を8個と100個聞き間違えて作っていたあゆみ。 野宮はあゆみに蕎麦を食べにいこうと誘い、長野へ向かう。 美味しい蕎麦を食べて、あゆみも笑顔になり、野宮も笑顔で眺めていた。 「今度さ、本気で陶芸教えてよ」 「私の指導はかなり厳しいですよ」 「大丈夫、覚悟しとく」 「おやすみなさい」 「あゆみちゃんさ、そのコート返しとこうか?それ真山のなんじゃないの?アイツじゃなきゃダメなの…?」 竹本への就職祝いに自転車をプレゼントする花本。 竹本はその自転車で薄井の所に行くのだが、大口の取引先が倒産して入るはずの売上金が入らなくなり、雇えなくなったと土下座されてしまう。 日美展に自分の意志で出展しなさいと言われるはぐみは大賞を取れば、イタリア留学が決まるのだ。 「私、海外なんて行きたくありません。田舎でゆっくり絵が描ければいいんです」 「何甘えたこと言ってるの!?あなたは選ばれた人間なのよ。皆、死に物狂いで努力してもチャンスを掴めないまま消えていく人がほとんどなの。才能がある人には作品を作り続ける義務があるの。後に続く人の為にも全力で走り続けなきゃダメなの。分かる?あなた、花本先生が本当はどう思ってるか知らないんでしょ」 『人生の岐路に立った時、人は、進むべき道をどうやって見出していくのだろうか。もがき続けていれば、道は自ずと見えてくるのだろうか?ようやく進むべき道を見つけたような気がしたのに、それは跡形もなく消え去ってしまった。いつか再び僕の目の前に道が開ける日はくるのだろうか――』 とぼとぼ歩く竹本に笑顔で手を振る森田。 「竹本、俺さ、スゲーこと発見したんだ。俺、花本はぐみが好きだ!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 13, 2008 11:04:46 AM
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