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テーマ:アニメあれこれ(26120)
カテゴリ:結界師&レンタルマギカ
レンタルマギカの第23話を見ました。
第23話 取り替え児(チェンジリング) 「竜ってあの鱗に覆われた竜ですか?」 「いえ、ここでいう竜とは自然現象が具象化した自然霊としての竜です」 「聞いたことある。嵐とか台風とかそういう自然現象に呪力が干渉した時起きるんでしょ?」 「その竜の欠片を社長は子どもの頃、妖精眼で見てしまったんです」 子どもの時、いつきが妖精眼で龍を見たために龍が目覚めてしまい、当時のアストラルメンバーが封じたのだが、妖精眼を使うたびに龍の目覚めは進んでいたのだった。 そして結界を誰かが壊し、決定的な覚醒が始まったと猫屋敷は考える。 「誰かって…」 「…!?」 「白虎、朱雀、青龍、玄武、お願いしますよ。まずは社長か穂波さんを見つけないとかなりマズそうです」 猫屋敷は、式猫を分裂させて、いつきを探させる。 アディリシアはフィンの元にやってくる。 「私としたことが迂闊でしたわ。あの時、あなたを魔法使いと見抜けなかった。魔法使いが自分の気配を消すのはよくあること。でも、あなたの場合は違う。意図せず当たり前にそのように存在する者。よほどの無能か、とてつもなく高レベルな魔法使いか」 「よほどの無能はアストラルの社長」 「あなたの来訪から半日で街が眠りに付いたこと。そして、この霧!!偶然とは思えません!!滅びたケルト魔術の使い手、ドルイドの使った最大の魔術は一国をも覆った霧ではなかったかしら?それも確か、竜にちなんだ伝承に」 「流石はゲーティアの首領。でも、あなたに邪魔されるとは計算外だったな」 「今の霧、竜の吐息ですわね!?」 呪文の詠唱もなしに魔法を使えるフィンにアディリシアは敗北してしまう。 いつきと隻蓮が助けに来る。 「どうしてです?」 「穂波がそれを望んだから」 「嘘だ、穂波がそんな…」 「君の目を治したい、それが彼女の願いだったから、ずっと昔から。君は忘れてしまっているみたいだけどね」 「どういうこと!?」 「これ以上話しても無駄ですわ!!」 隻蓮もフィンにやられてしまう。 「どうしたの?君の妖精眼、見せてくれないのかな?僕が見ているこの色は君が見ている色と同じものなのか帰ってきてからそんなことが知りたくて堪らないんだ」 「帰ってきた…?」 「僕はね、取り替え児(チェンジリング)なんだ。帰ってきてしまった以上、おそらくいつまで経っても一人だ。だからこそ居場所がいる、僕らを必要としてくれる人がいる。だから人の願いを叶えるのは当然だろ?僕達は誰より必要とされたいんだから。竜はおまけだよ、本当は会ってみたかったんだ。この妖精眼を持つもう一人の僕にね」 フィンの妖精眼が露わになると、苦しみだすいつき。 「儀式の準備が整ったようだ」 「穂波はどこですの!?」 「教えたら邪魔をするんでしょ?それに彼女も君に会いたくないと思うよ」 「穂波は最初からあなたの目のことを知っていたのですね。それで、あなたに教えを仰いだ…」 「穂波はずっといつきくんへの贖罪の気持ちを抱えて、それを償うためだけに生きてきたんだろうね。だから僕は彼女のために願いを叶えたいんだ」 『何故だろう、敵意が湧かない…。この人にあるのはどこまでも透明で純粋な好意に近いもの…』 「好意というのは魔法と同じで何かを交換することで成り立つ。あなたは何故ここにいるんです?ゲーティアのためですか?それともいつきくんのため?成程、そんなの嘘でしょ。あなたが魔女である以上、人に捧げられるものなど何もない。とうに魔神や魔術にあらゆるものを売り払ったはずでしょ」 『この人には意図がない、誘導しているのではなく、私自身の恐れを汲み出しているだけ…』 「ましてあなたはソロモンの姫です。魔神との契約を受け継いできた者でしょ?その契約をも未来に受け継がせるためだけにいる歯車でしょ?」 『嘘ではない、偽りではない…あまりに無防備に踏み込んでくる。そう、この人はいつきととても似ている。でも…』 「つまり、あなたがどのような理由で来ているにしろ、徒労です」 「お待ちなさい。確かに魔女である以上、私に無垢なところなどありません。身体も魔術に染まっています。それに憤りもしなければ悲しみもしません。ですけど、だからこそこの心だけは何の混じり気もなく、いつきのものです。この胸の奥にあるものだけは譲りません、そのことだけが私の唯一の本当です!!」 「随分と彼を買っているのですね。この少年のどこに焦がれるのです?」 「今、分かりましたわ。あなたには大事な人がいないのですわね。どこがとか、何がとか、そんなのは人が好きになるのに関係ありません。だからそんな質問を口にした時点であなたは滑稽なのです。やはりあなたはいつきとは違う!!あなたと喋ることはもうありません。穂波がどこにいるかそれだけ教えなさい」 「嫌だと言ったら?」 「あなたを退かせるまでです!!」 そこに式猫軍団が現れ、アディリシアと隻蓮を助けだすが、フィンに邪魔されいつきだけは救出できなかった。 フィンは子どもの頃に妖精世界に攫われ帰ってきた『取り替え児(チェンジリング)』だった。 向こう側の世界を見てしまった子どもが戻ってきた時、心や体に影響として妖精眼などが残ってしまう。 アディリシアは穂波が竜を生贄にしようとしているのだと推測し、それでいつきの目を治そうとしているのではないかと考える。 そんなことになれば、本来ならば成長する前に協会で管理すべき竜を隠したアストラルは潰され、禁忌を行った穂波も協会に処罰されてしまう。 幼き日に竜を観たことを思い出したいつきはその時、妖精眼となった。 それが自分のせいだと穂波がずっと思ってきたのだと知ってしまうのだった。 そして竜の生贄の儀式が始まる。 次回、「アストラル」 レンタルマギカ アストラルグリモア 第5巻(初回生産限定) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2008 08:41:46 AM
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