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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:世界一初恋 ・BL
純情ロマンチカ2の第2話を見ました。
第2話 二度あることは三度ある 『今のウサギさんはストレスMAX状態だ。はぁ…これはただでさえ嫌いなパーティーなんかに出なくてはならない上にそれ以上に嫌いっぽいウサギ兄に会ってしまったから。その上何故か、その人から俺宛てに花束が贈られてくるし…。今、この人を刺激してはいけない。何故なら全ては俺に降りかかってくるから』 「ウサギさん、飲むか吸うかどっちかにしなよ。仕事の内の一つでしょ、今回のパーティー」 「誰も頼んでない」 「そういう言い方ってどうかと思う。たまには下界の空気吸った方がいいって」 「ふっ、そんなもん吸うくらいなら美咲の●▲■吸ってた方がいい」 「人が折角付いて来てやったんだから大人しく愛想振りまいて来い!!ごちそうさん!!」 「何だ、俺はお前が行きたいって言うからだな…」 「ったくもう…俺だって暇じゃないんだからね」 「たまにはいいだろ、スイートルームでラブラブ恋人気分満喫」 「誰と誰がラブラブなんですか」 「お前はどうして認めたがらないかな…」 「未だかつて俺はお前から好きと言われたことがない」 「えぇ、何だよ、いきなり…。言ったことあんじゃん、いつだったか忘れたけど…」 「お前の好きは必ず前か後ろに『かも』だの『たぶん』等が付く」 「別にいいじゃん、お互い日本人なんだから曖昧にいこうよ」 「いい加減認めたらどうだ?」 「認めるって何をさ」 「俺はウサギさんが好きです。ウサギさんのことを考えると頭がボーッとなり体中が火照り出して、もうウサギさんなしじゃ生きていけなくて…」 「あーりーえーまーせーん!!つか自分のストレスを俺に向けるのやめろ」 秋彦に手首を掴まれ、キスされそうになる美咲だったが、咄嗟に拒否してしまう。 「いい加減にしろよ、自分が好きだったら何してもいいと思ってんのか!?」 「思ってる。何か問題でも?」 パーティーの席で井坂に呼ばれた美咲。 「チビたん、ちょっと話あるんだけどいい?前から言おうと思ってたんだけどいい機会だし。秋彦に必要以上に近づかないでほしい。俺と秋彦はガキの頃からの付き合いだから、あいつがどういう性格かはよく分かってる」 「あの、何か勘違いしてませんか?俺とウサギさんは別に…」 「アレはあの実力とルックスだろ?周囲が放っとかないのが現状だ、いい意味でも悪い意味でもね。俺は秋彦に余計なかつスキャンダル的なことに巻き込まれてほしくない。君は賢いから俺が何を言いたいか分かるよね?」 「あの井坂さん、さっきから勘違いしてるみたいですけど俺はたんに…い、居候してるだけですし…ウサギさんは兄ちゃんの友達でただの大家です」 「そうなの?」 「当たり前です!!別にウサギさんと俺、何の関係もないし!!」 「俺は商品を売ってなんぼの人だからね。どうすればよりよく売れるのかを考えるし、そのためには邪魔するもの不必要なものはをそぎ落とす。あ、ごめん。秋彦と何でもないんなら俺のいらん心配だったってことで聞き流して。とり合えずパーティー始まるからよく見ておきなさい。身近にいるとかえって何も見えないものだ。君も他人の迷惑になるのは嫌だろ?」 『井坂さんが言いたいのは男の俺と付き合ってるのがバレないようにしろ、近づくなってことだろ。別に俺付き合ってねえし…つうかそもそも先に手出したのウサギさんなんですけど。井坂さんはどこまで知ってんだろ、あの人何考えてんのか今一分かんねえし。一応否定したけど、なんつうか否定した自分にほんの少し、ちょっとだけイラついてるっつうか…」 仕方なく嫌々ながらパーティーに参加した秋彦は外面がよく、多くの女性に囲まれていた。 美咲は普通では手の届かない凄い秋彦の姿を目撃し、男同士という枷の重さ、秋彦にかけるかもしれない迷惑に思い悩むのだった。 朝比奈のフォローがあっても心が落ち着かない美咲はトイレに立つと、春彦に遭遇する。 「君に会えると思って宿泊した。まさか本当に会えるとは」 「はい?」 「色々と話すことがある、ついてきなさい」 春彦に案内された部屋でケーキをご馳走になる美咲。 「秋彦と暮らし始めて長いのか?」 「あ、いや、今年の4月からです」 「あれと一緒に暮らすのは大変だろ?身の回りのことなど何もできないはずだ」 「そういうのは俺がやってます。それが家賃なんで」 「家事全般をか」 「はい」 「そうか、若いのに感心だな」 「つか、春彦さんだってまだ若いじゃないですか。えっとお年は?」 「あれの2コ上だ」 「言われるまで分かんなかったんですけど、あんまり似てませんね」 「…っ似てなくて当然だろうな」 「あ、俺、そろそろ帰ります。ご馳走様でした」 「パーティーはまだ続くからいいだろ?暫く此処にいたまえ」 「あ、いえ、俺ちょっと抜けてきただけなんでウサギさんの所に戻らないと…」 「君を秋彦から取ろうと思う、君が好きだ」 驚いて慌てて部屋から飛び出した美咲は変なフェロモンを発っしているのかと我が身の惨状に震えが止まらなくなる。 「どうした?落ち着け。いきなり居なくなるから心配した。何があった?」 「ごめん、何でもない」 「何でもない奴が全力疾走で部屋に駆け込むか」 「えっと…トイレ行こうと思ったら偶然ウサギさんの兄ちゃんに会って、それで昨日のことがあったからちょっと話してたんだけど…そしたらいきなり俺をウサギさんから取るとか何とかわけ分かんねえこと言われた」 春彦を殴りに行こうとする秋彦を何とか必死に止める美咲。 「プライベートで最優先なのはお前だろ。いいか、誰から何言われても忘れないように何度でも言ってやる。覚えておけ、お前は一生俺のものだ。諦めろ」 部屋を暗くして、秋彦は美咲に分からせようと夜景の見える大きな窓ガラスの前で抱き始める。 「美咲、諦めろと言ったはずだ」 「…っ…」 「美咲、窓が鏡みたいになってる」 「変態、アホウサギ、クソウサギ!!あんたなんかぜってぇ嫌いだ!!」 「好きだよ、好きだ」 美咲宛てに春彦からイチゴがルームサービスで届くのだった。 次回、「三度目の正直」 http://variegato.blog34.fc2.com/blog-entry-1412.html http://leader44jp.blog19.fc2.com/blog-entry-164.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 23, 2008 12:58:27 PM
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