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カテゴリ:大学の仕事
今日は小規模授業3つの日。大学院の学生と話していたら、なぜ日本にはニートがいたりとかするのかという話になった。中国や韓国からの留学生にとってはこういった現状がやはり不思議に映るらしい。なぜ日本の親はこんな状態を放置するのだろうかとか、なぜ学校は及び腰なのだろうかとか、疑問はたくさんあるそうだ。
しかし、実は韓国でも中国でも日本と同様、親や学校に問題がどんどん生じ始める傾向が見られるらしい。モンスターペアレンツまではまだひどくはなっていないようだが、だんだん似通ってきているのかな...。興味深かったのは、「ALWAYS三丁目の夕日」を見て、「小学生の頃を思い出して、やっぱりあの頃の方がよかった」と言っていたことだった。 自分だけのことを考えるより、みんなで幸せになる方がやっぱりいいということは、本当にただのノスタルジーとして切り捨てていいのかということは、やはり考えた方がいいような気がした。「人のために何かをする」「人のためになることができる」ことはやっぱり大事なことだ。誰もが自分の力だけで今の状態になっていることはないだろう。「勝者の論理」も程度問題で、行き過ぎはやはり問題があると思う。その勝ちですら、実は過去の遺産の食いつぶしであるかもしれないのだ。留学生と話をすると、その疑問に答えるために、こちらも考えさせられることが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 22, 2007 10:54:08 PM
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