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カテゴリ:塗装関連
画像中央をご覧頂くと、 壁に何かが打ち込んであるのが見えます。 これは足場を固定するために壁に打ち込んだアンカーです。 これは前後の揺れを防いでくれます。 壁はリシン吹き。新築時に用いられる仕様です。 モルタルに含まれた水分を外部に排出するために、 新築時にはリシン吹きにする事が多いのです。 リシン吹きは5年程度でコケや汚れが目立ってきて、 クラック(ヒビ割れ)なども生じます。 こういう下地にはフィラーと呼ばれる下塗を用いると、 ひび割れに強い下地を形成できます。 さらに言うとマスチックというローラーで 波形、ゆず肌状に模様をつける(これをパターンと呼びます)と より強固なクラックに強い下地を作れます。 もちろん予算にもよるのですが、 長い目で見るとパターンをつけた方が建物のためにはなるでしょう。 これがフィラーを塗っているところの画像です。 ある程度肉厚が付く下塗り材で、 微弾性のものが多く伸び縮みする事で、 クラックに対応するのです。 リシンなどにシーラーを塗ると 吸い込みが激しくて仕上がりが悪くなることもあります。 そうかと言ってシーラーが悪いというのではなく、 あくまで下地の状態に応じて適した下塗り材を 選ぶことが大切だと言う事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.23 15:35:17
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