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早大卒の異色のペンキ屋奮闘日記(不動産・リフォーム業の社長日記)

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2010.08.22
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カテゴリ:塗装関連
足場が建ちメッシュシートが張り巡らされると、
外壁及び付帯するものの洗浄が始まります。

一般的には高圧洗浄機による水洗いがなされるのです。
高圧洗浄機にも大きく分けて二つのタイプがあります。

一つは水道の蛇口から直接水をとるタイプです。
高圧洗浄機と蛇口を接続器具で直接繋ぐため、
水のロスが少ないのがメリットです。

もう一つは大きな桶、たらいに水を溜めて、
そこに吸い込みようの器具を沈めそこから水をとるタイプです。
蛇口の形がどうあれ水と一定のスペースがあればいいのですが、
水が溢れてしまうので外に水道がないと大変です。

一口に高圧洗浄と言っても圧力や水量を微妙に調節しながら行うため、
その時その時に用いる水の量が変化します。

たらいなり桶なりの中の水が空になったら洗浄できないばかりか、
高圧洗浄機にもダメージを与えます。

そのため少し多めに水を流し続け
少しづつ水が溢れるくらいがちょうどいいのです。

そのため水が溢れても大丈夫なお庭や道路などの一定の場所の確保が大事です。

さて、実際の高圧洗浄の様子をご覧いただきましょう!

高圧洗浄
ブロック塀を洗浄している様子です。
もちろんメインは外壁の洗浄ですが、
どうせ洗浄するならこうした塀やガレージの土間なども一緒に洗浄しましょう!

水圧を上げすぎるとブロック塀を削ってしまうので、
微妙に水圧を調整しながら洗っていきます。

高圧洗浄
タイルの場合には酸洗いという固有の洗い方があります。
ただこのようにタイルの目地は高圧洗浄機の水圧で汚れを落とします。

この事例ではタイル塀の洗浄はサービスだったため、
薬品によるタイル洗浄は行いませんでしたが、
仮に薬品を使う場合でもこのように高圧洗浄機と併用する事が結構あります。

タイル目地の汚れは薬品では落ちません。
高圧洗浄機の使用については「水しぶきが飛ぶ」という問題があるため、
洗浄機を使えない場合にはたわしなどでゴシゴシ擦って落とす事になります。

高圧洗浄
ベランダの防水のための高圧洗浄の様子です。
防水工事を行う際にも汚れを落とす事はとても大切です。
コケやホコリの上に何かを塗ったり張りつけたりしても、
くっつくわけがないのですから、
下地の清掃、洗浄は不可欠なのです。

もちろん防水工事をすると言う事は
「雨漏りしている・・・」などの水によるトラブルがある場合があるので、
そうした場合には高圧洗浄機による水洗いは避けましょう。

手間がかかってもカワスキ、箒(ほうき)、ラスター、マジックロン
といった各種道具をつかって素地を清掃します。


ここでたまに施主さんから言われる事があります。
それは・・・・
「洗浄したのにシミがとれてない・・・」といったような事柄です。

高圧洗浄しただけで外壁は随分キレイになります。
「洗浄だけでもよかったかなぁ~」とおっしゃる方も結構いらして、
そのお気持ちもよくわかります。

その分洗浄だけでは落としきれないシミや汚れが気になってしまう・・・。

「塗装をするための下地調整」というのが外壁洗浄の目的です。
コケやホコリなどを落として密着性を確保する。

くどいですがこれが洗浄の目的なのです。

洗浄で外壁をキレイにするというのが目的ではないのですが、
ついつい全体がキレイになると細部が気にかかる。

洗浄はやりすぎると素地を削ったり、内部に水が入り込んだり、
簡単に見えて・・実は結構微妙なサジ加減みたいなところがあります。

そこらへんはちょっとご理解いただけたらなぁと思うところです。


さて、外壁洗浄をする場合の注意点ですが、
洗浄を行う日はもちろん洗濯物は干せないし、
隣接住宅にも予め告知して洗濯物を当日干さないようにお願いする。
万が一干しているような場合には
「洗浄が終わるまでの数時間室内にしまって頂けるよう」お願いする。

全ての窓を閉め鍵をかける。
建てつけの悪いサッシだと鍵をかけても水が入り込む事がある。
外壁洗浄に際して窓や網戸など塗装しない場所も一緒に洗う。
窓から水が差し込むような場合には窓は洗えない。

どうせなら基礎や土間、塀なども洗う。
ただし、これらはいずみホームではサービスとして行っているため、
他社さんでは料金をとられるかもしれません。

無理にお願いすると・・しぶしぶやってくれるかもしれませんが、
「ただ働きのつけ」をどこかで払わされるかもしれませんのでご注意を!


職人さんの精神構造について触れますと・・・

塗装をするための下地調整をするために必要な工程として洗浄をする
→掃除やさん、洗い屋さんではなくあくまで塗装に必要だからプロとして洗浄もする 掃除を目的とする場合には掃除屋さんがやるべきだ

これは極端な例ですが一口に建築業と言っても
驚くほど無数の職種があります。

大工さん、型枠大工さん、左官屋さん、防水屋さん、シール屋さん、設備屋さん、電気工事屋さん、ケーテン屋さん、サッシ屋さん、タイル屋さん、床屋さん、鉄骨屋さん、板金屋さん、クロス屋さん、ユニット屋さん・・・

挙げきれないほどの多岐に渡る職人さんがいて、
それぞれ自分の職種で、腕を磨き、誇りを持って仕事をしています。

私なんぞは現場に行くと雑用係です。
なぜかと言うと彼らの技術と誇りを大切にしたいからです。

工事のために荷物を運ばなければならない
職人さん・・・現場監督の仕事だろ!
私・・・職人の仕事じゃないから私がやる
職人さん→松井さんはいつも気を遣ってくれるから松井さんがいなければ自分でやろう!

そうしたお互いの理解と協力があって初めて成り立ちます。

技術に対するこだわりというのは頑固さの裏返しでもあります。
一途に働く良い職人さんの多くにこうした精神構造がある事を
どうか知っていてください。

これやってくれたらなぁ・・・そう思うことがあったら、
まずは現場監督さんなり営業さんにお話をして下さい。

なかなか分かりにくい職人の性質と
お客様のご要望の間に立つ人が現場にはいて、
そうした人に要望を伝える事できっと素晴らしい工事に繋がると思います。


東京、埼玉、千葉、神奈川でリフォームをお考えの方はいずみホーム!





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Last updated  2010.08.22 08:45:10



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