テーマ:本のある暮らし(3217)
カテゴリ:読書
この本は、1999年9月に発行されました。
著者は1930年生まれの政治評論家で、執筆時の年齢は69歳位でした。 この本では、親の介護問題についての著者自身の体験を、赤裸々に書かれています。 ここまで書かなくてもいいのにと思う箇所もありますし、著者の父母と二人の妹の悪口を書かれた箇所も多々あり、その辺りは読み飛ばしました。 以下に、【この本からの引用】と【上記の感想】を2点、書いてみます。 【この本からの引用】 小石川の家が空襲で焼けたのは4月13日の夜だったが、空襲警報が出ると間もなく、老人と女・子供は近くの六義園に避難するようにと、町内の警防団から指示が出た。 【上記の感想】 1月22日の日記に、『小石川の家』(青木玉)の感想文を書きました。 露伴の小石川の家と同様に、俵孝太郎の家も、空襲で焼かれたとのこと。 一致点を見つけたため、書きとめてみました。 【この本からの引用】 自家中毒で死ぬ幼児は、最近でこそほとんどいなくなったが、かつては恵まれた家庭に育った若夫婦の最初の子供には決して珍しくなかった。 当時は虚弱体質のせいにされていたようだが、戦後になって、あれは幼児の激症の心因性の胃腸障害、幼児の急性胃潰瘍のようなものであって、その原因は主として親の育児の未熟さから生ずるストレスだ、といわれるようになった。 【上記の感想】 自家中毒は知らなかったので、調べてみました。 こちらが、参考になりました。 俵孝太郎も、自身の記憶にはないようですが、自家中毒で重体に陥ったことがあったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/20 02:51:51 PM
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