テーマ:景気減速(209)
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電気事業連合会が21日にまとめた12月の電力需要実績(速報、10社合計)によると、景気の指標となる産業用大口電力需要は前年同月比13.0%減の215億4700万キロワット時と過去最大のマイナス幅を記録した。これまでは石油危機時の1975年5月のマイナス幅(9.3%減)が最大だった。自動車や鉄鋼などの減産の影響が拡大した。
主要7業種でマイナス幅が大きかったのが鉄鋼(24.8%減)、自動車を含む機械(18.1%減)、非鉄金属(18.1%減)。主要七業種のすべてがマイナスだった。 地域別でマイナス幅が大きかったのが中部(17.2%減)、中国(17.8%減)など自動車産業への依存度が比較的高い地域。世界的な自動車販売不振が電力需要に反映した格好だ。東京は10.2%減だった。家庭用などを含む電力需要全体は5.9%減の708億キロワット時だった。 (日経新聞) 【上記の感想】 電力需要の中の「産業用大口電力需要」というのは、とても正直な指標と言えるかも。 9月23日の日記に、「産業用大口電力は0.1%減と37カ月ぶりに前年同月実績を下回ったが、稼働日が昨年より2日少なかったことが主な要因」と書かれていた。 つまり、景気が急減速する前の8月の時点では、産業用大口電力は落ち込んではいなかったと言えそう。 それが、4ヶ月後には上記のような有様。 前例のない景気急降下の影響が良く出ている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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