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カテゴリ:6: おもちゃ病院重症カルテ
カルテNo.1031 恐竜ロボット PLEO(プレオ) 入院 修理
福井県のお客様より修理依頼があり お受けした物件です。 現象:首の上下動不具合・垂れ下がったまま動かず・左右方向は動作する 原因:モータ駆動で滑車についたSUSワイヤで上下動作させる機構のワイヤ断線 処置:ワイヤ交換処置 ついでに左右ワイヤも交換 分解:ワイヤ交換はさほど難しい事はないが表面ラバーの剥がし・首メカニズムの 分解方法が大変であったので以下にノウハウを纏めてみました。 修理後のPLEO (入院時うなだれていた) 足裏の2ケをはずす (4足分とも) ・足裏を揺さぶりながら本体から少し離す 首の部分につなぎ目があり、接着面を引張りながら、ゆっくり丁寧に剥がす ラバーは弾力性があり首に開いた穴より前足・胴体・後ろ脚・尾の順に剥がす 写真左は剥がし終わった後のラバー 足裏 カバーを外した写真 頭の方へカバーをめくった写真 胴体部のメカをはずすA 赤い矢印は前後・左右駆動メカのコネクタ 白い矢印は 左右駆動メカをはずすネジ (反対にもあり) 胴体部のメカをはずすB 胴体部のメカをはずすC 組み立てるとき黒の平コネクターが上手く入ったかどうかわからないため架台を両サイドカット ネジ2ケをはずす いよいよ 上下機構が外れた(ワイヤーがあると外れないのでカットの事) ギアメカを分解した所A ギアメカを分解した所B ワイヤを1.8巻にし 外に出す 白いワイヤ止めを溝にセットするが 外れやすいのでテープで固定して受け側の溝に上手く挿入する ワイヤ通しガイド2ケも外しておくと挿入しやすい 末端のハトメ止めは 首が真っ直ぐな状態で ワイヤが緩まない様にロックする事 この時位置検知 5KΩのボリューム抵抗の接点抵抗が2.5KΩ±0.5KΩ以内でセット ハトメが特殊なため 再利用 (時計ドライバ&トンカチで押し広げる) 1.7φ前後のアルミ・SUS・真鍮パイプを流用してもOK(なければ100均・注射針・コネクターピン等) 充電電池パック(7.2V 2.1A /Hr) 電池上面 分解写真 サーミスターが見える (常温9KΩ 50度℃で0.8KΩ位) 常温9Kオーム---マイナスとNTC端子 (プラス端子とマイナス端子以外の端子) 間 +端子と-端子・ -端子とNTC端子に9KΩ3本を本体につないでも絶対正常動作しません +とNTC端子にダイオードも繋いで見たが、何れも動くが超スローモー・クークー唸るだけ 劣化した電池パックをばらせば仕組みがわかるのだが ・・・・ NTC端子の先は オペアンプLMV324Iの3IN+へ (3IN-と3OUT間は短絡) ブログ 比較 無料 検索 おすすめ アクセスアップ 作成 人気 素材 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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