おもちゃ修理 ポルシェ R/C
カルテNo.1036 30年前のポルシェ R/C メーカ不明 入院 修理 現象 送信レバー操作時、ステアリング・前後の動作がガタガタ振動し、まともな 動作せず。 レバーを離しても異常動作が継続・送信機の電源SW OFFで停止する事もある 予算:¥3,000-までOK 原因 受信側の検波回路に不良があると推定。 Tr・抵抗・コイル・コンデンサー類の異常無し。(Tr=トランジスター) 半田付け部位も、全半田付けやり直しても変化なし。 コイル調整もやってみたが、小生の技術的限界のようだ。 ポロポ 1台 Oドクター所持品有り譲り受けたものでチェックしても同様。 マルチバンド受信機で 信号 27.195MHz信号確認 (前進・後退・左折・右折時 音声変化確認) 処置 以前ホビーオフで購入しておいたR/Cみかん台車を流用・移植とした。 ドナー:¥400- Tr:¥400- 上記回路・車体に加え改善した所 1:ポルシェの駆動回りのモーター電流値の把握 前進・後退平常時 0.7A 起動電流は1.5倍位か? Trの変更 KSB772-Y / KSD882-Y Ic; 3A/Vcbo; 40/30V, hfe; 450~310 左折・右折平常時 0.5A 起動電流は1.5倍位か? Trの変更 KSA928A-Y / KSC2328A-Y Ic; 2A, Vcbo; 30V, hfe; 280~350 2:ポルシェ側の左折・右折メカニズムとして 送信レバー L・Rを離した際 タイヤが直進となる様に同期VRがメカと連動しているので 前輪のメカも 移植。 アルミにてステアリングのメカ変換以上を考慮してパワーのあるTrに変更・前輪メカの移植と改造を行い何とか完了ポルシェの送信回路写真(信号は正常・発信)ポルシェの受信回路部品面(デコード部に正常入力がされていない) エンコードとデコード部を直接接続すれば正常動作するポルシェの受信回路パターン面ポルシェの送・受信回路図 祭りの練習と暑い中回路をおこしてみた (回路図 修正 8/11) (ダブルクリックで拡大・左クリック後・CTRLを押しながらマウス中央のホイールで拡大可)みかん台車内部構造(ドナー)ドナー送信回路 送信機はそのまま納入ドナー受信回路 ブリッジ回路のTr8ケ 交換(Base抵抗の変更はせずに済んだ)ポルシェに受信部を移植 連続駆動10分にてTr温度確認良好ポルシェにステアリング機構を移植しアルミで左右のメカを改造