今日もいつもの公園へ行ってきた
怪獣兄弟たちはこの公園のことを「お相撲の公園」と呼んでいる
その名の通りお相撲の土俵があるからだ
年に２回ぐらい実際に素人さんによる相撲大会（？）が行われる
今日がそうだったらしく、私たちが公園に着くと回し姿のマッチョな男性が群れていた
弟怪獣は「お相撲さんだー！」と興奮して駆け回り
私は腰にタオルを一枚巻いただけで着替えをするマッチョマンに興奮してしまった
ちぇっ、サングラスをしてくればよかった

土俵の横を通り過ぎて遊具のある場所へと進んだ
怪獣兄弟たちは自転車を乗り回したり、
サッカーをしたり、
なじみの友達が現れると、いっしょになってヘンな遊びを始めた
それは小学生が木の枝にぶらさがり、
枝についた木の実や葉っぱを取っていたのだが
そのおこぼれの葉っぱや木の実を頂戴し、滑り台にぶちまけて
その上を５人ぐらい束になって滑り降りるという妙な遊びだ
子供たちは「くさーい、くさーい、草くさい！」と囃し立てながら転がり降りてくる
それを何度も何度も繰り返し続けた

その横で妙な空気に包まれた一組の男女がいた
１人は１０代後半、あるいは若作りな２０代と思しき女性
白のサブリナパンツに厚底サンダル、
ぴっちぴちのＴシャツは豊満なバストをこれでもか！と強調し、
もう日は陰りつつあるにもかかわらず、白のパラソルをさしていた
そしてもう１人は４０代ぐらいの男性
髪型は（サラ）リーマン分け、
めがねをかけ、手にはデジカメ
白のポロシャツにプレスがとれたグレーのズボン
足元はスニーカーという
典型的なアキバおやじ
そうなの、この２人、こんな普通の公園で
しかも土曜の夕方に
マンツーマンの撮影会を行っていたのだ！！！

黄色の滑り台に腰掛けて女はにっこり
男はパシャ、パシャとシャッターを切る
今度は鉄柵に手をかけ、足を組んだ状態で女は立った
男はまたパシャ、カシャ、パシャ
定番の木のベンチで物思いにふける女
唇を半開きにしてシャッターを切る男
時折、男は女に話し掛ける
愛想笑いを浮かべる女
にやける男

うーーーーーー、きもい！！！

この女性、かつてのアイドルなのか
これから売り出すアイドルなのか
ネットアイドルなのか
素性は分からない
アキバおやじの素性ももちろん分からない
でも、なんで、こんなうちの近所の公園で撮影会なんかしてるんだ！

ＴＶでアイドル（と言ってもいろんなランクがあるんでしょうね）が自分との撮影会とかデートをオークションにしてるっていうのを見たことがあった
この撮影界もそういう類のものなのだろうか

子供たちは別段この男女に気を取られる風でもなかったけれど、
なんだか
やめてくれ～～～！
と思ってしまった