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カテゴリ:韓国のミネラルウォーター(成分分析つき)
新企画としてこれから韓国のミネラルウォーターをご紹介。韓国では結構昔からミネラルウォーターの需要がありました。会社などの事務室にはウォーターサーバーがあるのは当たり前という環境で、ソウルなどの大都市の水道水がそのまま飲んでも結構大丈夫な状況までなってきている現状でもミネラルウォーターを常用する人が多いです。 余談ですが、最近の団地では配管がステンレス管になっているのでいいのですが、ただ昔の団地では配管がステンレス管でないものを使っていて水質に影響を与えているところも多かったり、また屋上に貯水タンクを置いて各階に上水道を配水しているところでは臭いが気になったり水質に問題があるケースがまだあるようです。ソウル市の上水道事業本部では無料で自宅の水道水の水質検査をしてくれる(ソウル市上水道事業本部アリス品質確認制)のでお気になる方は一度やってみてはいかがでしょうか?【詳しい説明および連絡先などの情報はここ】 最近では原発事故の影響で韓国のミネラルウォーターが日本へかなり輸出されているようですが、軟水なのか硬水なのかよく分からない方もいるというお話を聞いたことがあるのでご参考までに韓国で売っているものですがどんな水か概要をご紹介したいとおもいます。 まず1回目はこれ・・・ プルムウォンのウォーターライン。実売は1.5リットルが690ウォン(約51円/ロッテスーパー販売価格・2011年6月初旬現在)ぐらいです。 ピンク色のラベルとキャップで他社にはないボトルの曲線美。でもなんとなくコントレックスを連想させる容器です。このミネラルウォーターの成分等概要は次の通りです。
製品名:プルムウォン ウォーターライン 原水源:岩盤帯水層地下水 水源地:韓国忠清北道槐山郡文光面柳坪里445(クリックすると地図で場所確認できます。Naver提供) 営業許可番号:忠北第1号 販売元:プルムウォン・セムムル(株)ソウル市松坡松坡洞185-5 製造元:プルムウォン・セムムル(株)韓国忠清北道槐山郡文光面柳坪里445 成分:(単位:mg/リットル) カルシウム(Ca) 25.2~49.5 カリウム(K) 0.89~1.66 フッ素(F) 未検出~1.0 ナトリウム(Na) 2.00~8.55 マグネシウム(Mg) 4.99~8.14 ホームページ:http://www.pulmuonewater.co.kr/ 上の同社ホームページをみたら「放射能検査結果」というページもあって、韓国基礎科学支援研究院の検査結果(2011年5月13日~23日試験検査)として放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134,137)とも不検出であったとの結果報告がありました。(同工場で作っている他の銘柄であるプルムウォンセムムルとコストココリアからのOEM生産委託ミネラルウォーター・カークランドシグニチャーミネラルウォーターも同様放射性物質は不検出とのこと) コストココリア(韓国販売)のミネラルウォーターのラベルはこんなものです。
わたくしめが飲んだ感想は比較的飲みやすい感じではありますが、硬度を計算してみたらやや高めの硬度のようです。 硬度の計算ですが、ウィキペディアの「硬水(水)」の項目の計算式 硬度 (mg/L) ≒ カルシウム濃度 (mg/L)×2.5 + マグネシウム濃度 (mg/L)×4.1 に当てはめて計算してみました。 カルシウム・マグネシウム双方最低値で計算してみると83.459でWHOのガイドライン「0-60未満 軟水、60-120未満 中程度の軟水(中硬水)、120-180未満 硬水、180以上 非常な硬水」では中程度の軟水(中硬水)となり、またCa,Mg最高値で計算すると157.124で硬水に分類されます。「中程度の軟水~硬水」でしょうか。 一般的なミネラルウォーターの硬度分類だと「0-100未満 軟水、100-300未満 中程度の軟水(中硬水)、300以上 硬水」なので、こちらでは「軟水~中程度の軟水(中硬水)」といった感じです。 プルムウォン・ウォーターラインの硬度をまとめると・・・・ WHOガイドライン:「中程度の軟水~硬水」 一般的な硬度分類:「軟水~中程度の軟水(中硬水)」
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最終更新日
2011年08月03日 14時27分55秒
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