ウソの世界の極楽鳥

先日書いた「トーマの心臓」を原案として「平成ガメラ」シリーズで
有名な金子修介氏が監督をした作品。「平成ガメラ」より随分前の
話ですが。

「トーマの心臓」の記事を書くときにイロイロと資料を探していたら
コレに行き当たり、ああ、そういえば昔観たなぁと。

なんだか随分カルトな人気を誇ってるらしく、Amazonのレヴューも
殆ど星５つ。
いや、そんなに評価が高いのならば単純にいい映画だろと返って
きそうですが・・・

アレ面白いか？

まぁ私も原理主義的なところが多少ありまして、原作が好き過ぎて
基本設定から変えまくってるこの映画をきちんと評価出来てないだけ
かもしれませんけど、原作は少年達がメインの話なのに、少女に
男装させて台詞は声優の吹き替え、なんか雰囲気で綺麗な映像
撮ってみました～的な。


深津絵里が旧芸名で出てて、この子は良いなと思ってたですけど。


まぁ、あくまでも原案で、スタッフロールにも萩尾氏の名前は無い
ということなので改変はかまわないのかも知れませんがねぇ。

主人公位置の女の子の器量が悪かったのも残念なポイントです。

ただし・・多分オスカーとエーリクのキスシを再現してあるシーンで
女の子同士の唇から唾液の糸が光ってたのが妙に色っぽくて、
そこだけが強烈に印象に残っています。



関係無い話ですが、この作品を見た後すぐに深津絵里が主演の
映画を観ました。

まぁその時も別芸名だったんですが、製作総指揮が三宅裕司と
いうことでどこかのプッシュがあって結構話題になった
「満月のくちづけ」です。




話はまぁ酷い有様だった訳ですが・・・ただワンシーン、
透き通るような白い肌の深津絵里が、新緑萌える校舎裏の道を
歩くカットが美しすぎて。
もうこの映画はここだけで存在価値が有る、といっても過言では
ないと思います。

思い出補正？いやいや映像自体は鮮明に覚えていませんよ。
ただその映像を観た時の、美しさのあまり息を呑んだ記憶が
残っているだけです。


今回はyoutubeの動画を貼るテスト。