|
カテゴリ:雑感
その素材や潜在能力は誰しも認めるところだけど...
そんな“未完の大器”が各チームに1人や2人は必ずいる。 楽天の場合、投手では青山浩二、野手では大廣翔治がそう呼ばれてきた。 しかし、青山はその成績はともかく入団初年度から5年連続して1軍で投げている。しかも、昨年は1つ殻を打ち破ることに成功、好成績をひっさげて現在は先発を視野に励んでいる。 問題は、ポスト山崎武司と呼ばれて久しい大廣である。 イーグルスのキャンプを伝えるSKY・Aの番組「楽天キャンプわしづかみ」。 第一クール最終日の模様を伝える回で、平方恭子アナと解説の西崎幸広さんのこんなやりとりがあった。 カメラはバッティング練習をする大廣を射抜く。平方恭子アナの「バッティングのスイングスピードを測ると、山崎武司選手よりも速いぐらいスピードを持っているという、大廣選手なんですけどね」に対し、西崎氏は「ん~、だからそれは確率的な問題が出てきますよね。どれだけ芯で捉えられるかって問題になってきますから、ええ」と言葉を濁すというものだった。現在置かれている大廣の立ち位置をよく反映した一幕ではないか。 大廣は2004年ドラフト6順目で、誕生したばかりのイーグルスに入団した生え抜き選手である。なお、このドラフト、イーグルスは自由獲得枠で一場靖弘を、2順目に渡邊恒樹、4順目の西谷尚徳、5順目で塩川達也、7順目で平石洋介を指名している。(御存じのように、一場と渡邊、西谷は既に仙台を去っている) この中で、過去2シーズン、1軍戦力に貢献できていないのは、唯一、大廣のみなのだ。トータルでも1軍出場は僅か19試合28打席、打率.074...。よく環境が変わると花開く選手がいるが、この間、トップが田尾、野村、ブラウンと変わっても結果を残せなかった。 (他に2年間1軍出場がなかった選手は、寺田龍平、石田隆司、河田寿司、山本大明がいる) 昨秋、星野新体制がスタートして、田淵コーチにその能力を見込まれ、うねり打法とも呼ばれる骨盤打法に取り組んできた。星野楽天は大廣の眠る才能を起こすことができるだろうか? その成果が徐々に表れてきたか、朗報が届くようになってきた。2/16の紅白戦ではドラ1ルーキー左腕の塩見から一発を放った。2/22サムスンとの練習試合では星野楽天対外試合初となるタイムリーヒットをセンター前に記録すると、2/24ヤクルトとの練習試合では左翼前ヒット、右中間二塁打の2本を残した。 今季、大廣の姿を3年ぶりに1軍で見ることができるだろうか? 今年結果が残せなければ後がない、不退転の意志をもって開幕前のこの時期、トライし続けてほしい。 ※※※現在、メインの更新は下記FC2ブログでしております※※※ 新しいブログ「しがなき男の楽天イーグルス応援ブログvol.3」は下記URLになります。宜しくお願いします。 http://tan5277.blog104.fc2.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月25日 19時07分26秒
[雑感] カテゴリの最新記事
|
|