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三浦タカヒロ

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2006.11.21
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今日付の河北新報朝刊、夕刊に、がっこう開催の情報を掲載していただきました。ありがとうございます。
まだお申し込みは若干名ですんで、まだまだ定員には余裕がございます。農家のおいしい現場をお見せします。
お問い合わせおまちしてま~す。

午前中、名取市立増田小学校6年生13人がご来訪。
総合学習の一環で、「名取のお米」について調べ学習ということでヒヤリングを受入れました。
ふるさと郷土学習も領域にはいっていた模様。
受け入れるにあたっての事前の情報が、施設訪問依頼状と生徒さんの質問項目列挙シートだけでこちらの準備不足も否めませんでしたが、お米づくりの苦労やよかったこと、品種のこと、経済性のこと、農薬、生態系のことなどなどをお話させていただきました。
「農家」として生業にしていながら悪い意味での「慣れ」によって普段うっかり忘れかけてるところを突かれたりして、
思いを新たにすることができました。この機会に感謝です。
知る人ぞ知る「おみずなかんけい」と、3年生とのコラボにより学校田でとれた古代米をお土産にお渡しし、
まとめとして最後に一言。
「増田のお米を食べ支えるということは、君たちのまわりの田んぼをまもり、カエルやクモやメダカ、ツバメやトンボのすみかをまもることにつながりますよ~。」
ということでしめました。

生徒さんにはいわれませんでしたけれど、
んじゃあ、
いつ、どこにいけば増田産100%の地元のお米が買えるの?という素直で根源的な問いには、
それぞれ農家さん個々人だったり、大きな仕組みでもって的確に対応できうるようになればいいなぁと思う今日このごろです。

お見送りをして、
バリカンで頭を刈上げ散髪。

お昼前に、祖母を眼科へ送るついでに、
昨日に買っておいたお酒をJA青年部役員さん宅へお届け。

道すがら太陽バッティングセンタで精米して、増田小学校へ。
成果物として、3年生の総合学習での学校田でとれた古代米(アサムラサキ自家採取1年目、未検査)と24日のPTA行事でつかうおにぎり用のお米を寄贈。古代米が小袋140袋と5kg、白米が30kg弱くらい。

3年生の総合学習による田んぼづくりも、いろんなことがありながら3年目にはいりました。
これによるお互いの気づきと学びの効果は、とてもお金には換算できないほどだと認識しています。
こどもたちに、親御さんに、そして地域に対して、田んぼがどれだけ「学び」が伝わるフィールドであれるかということ。
そしてこれを維持し伝える知恵と技術。
都市近郊農家の大事な存在要件のひとつではないかと思ってます。

お昼をかっこんで、
仙台国際センタへ。第35回JA宮城県大会へ潜入。
資料をいただいて、

おひさまやさんへ。みかん一箱購入。がっこうチラシ掲示依頼。

火星の庭さんへ、と思ったら店内メンテ中。

軽トラをパーキングにとめて、
仙台市民活動サポートセンタへ。環境保全米ネットワーク連続公開講座「誰でもどこでもできる田んぼの除草技術」に参加。
本田強先生より除草剤の変遷とその対応の歴史、くりこまの高橋誠也さんの稲作の事例発表、会場ディスカッション。
以下、メモ。 
宮城県は18成分が慣行栽培。
 「スタークル」はハチ、クモ、「プリンス」なども効きすぎて益虫も死んでしまう~古川農試の人の話として
 現在、薬剤ラベルには水田生態系への影響評価は明示されていない(例えば、この剤を使用するとクモは死にますがザリガニは死にません等々)。実証研究データもあまりない模様。生態系ぐらい複雑でわからないものはない。
 イナゴが稲葉を食害しても減収しない。
 等級検査が厳しくなることによってカメムシが害虫としてクローズアップされてきた一面もある。
1kg剤を上手に散布する技術が必要。
高温時は薬剤散布しないようラベルに明記されていることを逆手に取り、高温時に半分量散布して普段と同程度の効果を狙う低コストな稲作。しかし、それに耐えうる苗づくりが肝要。
ちなみに高橋さんのやり方(宮城県くりこま)は、
4月10日に播種、保温せっちゅう苗代、7~10日程度でビニルを外し、5葉あたりで刈り飛ばさずに成苗で田植え。20cm前後の苗となり、そこまで生育するので毎年苗の生育に差異がある。元肥少なく、坪当たり45株。周囲の農家さんは72株。
今までで遅かったのは、6月10日田植え~9月10日出穂。今年は、5月25日田植えでした。
涌谷の黒沢さんのお話。
今年は4月19日田植え。来年は坪20株ぐらいの粗植で4月10日あたりに田植えをしたい。というのは、宮城県において一番いい天気な5月にたっぷり光合成をさせたい。

終了後、さぽせんをでて道路向かいのローソンへ。
イブニング、日経ビジネスアソシエを立ち読み。私に致命的に欠落しているビジネスマナーやマネジメントの部分の特集だったので興味深く斜め読み。イブニングのきくち氏の内容に深く頷きつつ。

横断歩道をわたってわたって書店へ。
飲食店向けの本や、自休自足、エココロ、やまずはしる、などなど、興味深く斜め読み。世の中が大きくシフトし始めていることを感じています。
謙虚に生産者として緊張感を持って、急いで実力をつけていかねばと焦燥感にかられつつ。

さぽせんへ戻り、宮城大学事業構想学部事業計画科大泉一貫研修室主催の「第4回農業起業を考える講座」のまちづくり政策フォーラムとしての運営お手伝い。
「カルビーの農業参入と課題」としてカルビーポテト株式会社取締役(府県担当)の松本淳氏。
「食品企業における農業参入の状況」として農業技術通信社代表の昆吉則氏。
http://www.farm-biz.co.jp/

私はうしろでのんびり焼を食べたり、ちかくのファミマへカルビー製品一揃いを買いに走ったりしていたので、断片的に聞いていて、すごいなと思ったのはカルビーさんの生産行程管理のしくみ。圃場ごとのデータがちゃんと管理できてあたりまえにトレースできる。
あとは、生産地リレーが常にできていて、生産者のワースト10を底上げしていく仕組みを農家側でなくてカルビー側がコミットしている。
食品企業は直接生産に取り組むと、オムロンなどの事例をみるまでもなく大赤字を被る。生産農家によりそう形がいまのところベストなのでは、という意見。
それを受けて大泉先生の、
民間企業がちゃんとやろうとすると、こういう仕組みができるのに、JAや普及員は農家の近くにいながら何故できないんだろう?と問題提起。
それをうけて昆氏の、
今日の農業問題というのは市場の動きに対応しない(できない?)で保護して自分の雇用を確保しておこうとする農業系公務員問題や農業者団体問題じゃないの?という問いかけ。
それと、カルビーの社名の由来は、「カルシウム」「ビタミンB1」からの造語なんだそうです。ご存知でした?

参加者は40人弱というところでしたが、こういう面白い角度の内容のシンポなんてなかなか仙台ではなかったです。
例えば、県主催とかJAさんがからんだ催しですと、施策の説明や補助金ゲット指南みたいなのが多く、ろくろくこんな内容にはなりません。大学やNPO主催の催しならでは、そしていまのタイミングだからこそ多くのアンテナの高い農家さんに聞いてほしい内容でした。
詳しい内容は、大泉先生のブログをご参照を。
http://blog.goo.ne.jp/ikkan_2005/

会場の現状復帰、お片づけをして、近くのだんまや水産へ。講師を交えての懇親会へ潜入。
カルビーさんのフィールドマンの役割や経緯、集落営農の現場、日本農業新聞の広告黒塗り、などなどご教示いただきました。
私自身が、まだお話を伺えるようなレベルの人間ではない、ということを自覚しうちのめされつつ、農家のありようについての一つのイメージを提示いただけたような気がします。

栗生へじむきょくちょー殿をお送りし、
そういえば今日が相方の誕生日だったことを思い出し、
どんなベンキョウをしようと家族をないがしろにしてはいかんなぁと深く反省しつつ鈎取イオンでいろいろお買い物をして帰宅。
案の定ふてくされ、いびきをかいている相方。

すまぬ。





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Last updated  2006.11.23 13:21:41
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