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カテゴリ:古典 運気学 易学 玄学
先月の中国国内での鉄道移動に最短で8時間の旅を終えてから、陸路の移動に少し慣れてきました。
何をして過ごせばいいのか、衛生面、騒音などの問題も大体克服できることがわかりました。 ほとんどの時間は、坐禅。 合間合間に站椿功を30分から1時間入れて、疲れたら少々仮眠…。と言った感じ。 時々、コピーした資料に目を通したり、ノートや本を読み返したりしていれば、あっという間に時間が経ちました。 基本的にスマートフォンは見ないため、鞄に閉まったままなのです。 今回は、新大阪から新横浜までの新幹線。 3時間かからない…。ふふっ、楽勝…。 まずは、軽く目を閉じて、静かに坐っていると、前方からカシャ、カシャ、カシャ、カシャ…。 回数があまりにも多いので、目を開けてみると、前の席で、窓の外にスマホを向けている姿があり、横を見ていると、目の前に大きな富士山がいました。 お~~。 スマホを取り出すのに手間取りながらも、なんとか私もカシャっと2枚。 実際は、この写真よりもっともっと大きいのです。 山頂に雪が積もっている景色も見ると、今年の六気である「太陽寒水」を想わずにはいられません。 ちょうど5月20日小満から「太陽寒水」の客気に入ります。 六気とは、『風、熱、火、湿、燥、寒』の本気を指し、今年の司天は「太陽寒水の寒」、在泉は「太陰湿土の湿』ですので、気候の特徴としては、水(雨、霧、冰、雪)と湿が強い年と言えます。 太陽寒水が人体と対応するのは、「太陽経」ですから、「手太陽小腸経」と「足太陽膀胱経」の気の昇降変化に大きな影響が現れます。 黄帝内経の五運六気の理論が難解と言われるのは、常に気候の変動や自然、人体への影響などに注目し、分析していかなければならないからです。 ときに、何気なく目に入ってくる山の姿でさえも、私には重要な資料に思えます。 「太陽」「寒水」 この語彙を如何に理解すればよいのか、今思えば、時間がかかったように思います。 この富士山のように、例えば、飛行機で飛行中に見える景色のように。 地上から物事を考えるばかりでは足りないのです。 視点を変えて、高度を上げて、時空を超えて、見えないものを視ることの大事。 度々説かれる「無中生有」の世界が徐々に広がっていくことの悦びは何とも言えない味わいがあるのです。 詳しい説明は、レッスンの時にでも話そうと思います…。 今年は、とにかく背中側を太陽に向けて日向ぼっこしましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月26日 16時17分07秒
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