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辻仁成の小説は昔から全部読んでいるんだけども、
六本木のあおい書店でちらっと見かけたので買って読んでみました。 愛のあとにくるもの 今付き合っている彼女が名前のとおり韓国の方でして、 (といってもずっと日本に住んでいるんだけど。) この小説も、実は日本に来た韓国人の女性と日本の男性が 学生同士で付き合って・・・という話なので なんとなく気になって読んで見ましたが、なんというか すごいいいですね。 小説としては軽いのでさくっと読んでしまうし、 歴史的視点という意味では、日本人が書いているので その点の配慮などもずれている可能性もあるのかなとかも 思いましたが、 主人公の昔の恋人が最後にその主人公とよりを戻す場面の 主人公の取った解決方法というのが、本質的というか 物事というのは、一見関係が無いようものの中に本質が 現れていて、それをもって解決するということが正しいのだろうなあ と感じさせられました。 日常の中のふとした行動に、相手の不安などが反映されているんだなあと。 あと、この本の中で何度も出てくる ユンドンジュという詩人の 「空と風と星と詩」 という詩が個人的にはずいぶんと気に入りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月21日 23時18分55秒
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