1702993 ランダム
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■靴のお手入れ方法■

【基本編】


■まず前から後へとブラシをかけて全体の汚れを落とします。縫い目やシワ、甲革とコバの境目などの細かいところも入念に。また意外と目立ちやすいヒール部分もブラッシングしましょう。

■ 次にシューローション(汚れ落し)をウェス(布)にとり、全体に薄く伸ばすように塗ってください。あまり多量に塗ったり、靴に直接塗ると、シミなどをつくる原因となるので注意してください。

■シューローションを塗り終えたら、よく拭いて汚れを落とします。拭きとる時には落とした汚れを再び靴につけないように、なるべくウェスのきれいな部分で拭きとるように心がけてください。

■ 汚れを落とした後、シュークリーム(乳化性のタイプ)を薄く伸ばしながらムラなく塗ります。このクリームは、革に潤いを与え、ひび割れを防ぐと共に、美しい光沢を出します。

■全体にシュークリーム(乳化性のタイプ)を塗ったら、ウェスで軽く磨いてください。しだいに光沢が出てきます。コバなどの細かいところや、ベロ(舌革)の部分も忘れずに。

■さらに光沢を出したい部分には、油性のシュークリームをウェスに少量とって小さな円を描くように、薄く伸ばしてください。ここで、水をほんの一滴落として、ゆっくりと水を広げるように、磨くとより美しい光沢が出せます。

■最後にもう一度、全体を丹念に磨いてください。ナイロンストッキングなどで磨くと、一層光沢が増します。

■仕上げにシューツリー(シューキーパー)を入れて、靴を休ませましょう。木製のシューツリーは湿気をよく吸収し、型くずれを防いで、靴を長持ちさせます。


【もし雨に濡れてしまったら】


■新聞紙をつめて水気を抜く
まず雨や汚れを拭き取り、新聞紙をティシュでくるんで靴の形を整えながら中に入れます。そして風通しの良い日陰で半日程乾かします。直射日光や直火などで急激に乾燥させると、革を硬くしてヒビ割れの原因となりますから、絶対に避けましょう。

■塩吹きはローションで取る
乾いたら全体をブラッシングの後、シューローション(汚れ落とし)で汚れを拭き取ります。白いシミ(塩吹き)が出ていることがありますが、これは革の塩分や汗がしみ出たものです。布地にローションを取って、丹念に拭き取るようにしてください。

■クリームで栄養を与える
次にシュークリームを薄く伸ばしながら、ムラなく塗って磨いてください。このクリームは濡れてダ メージを受けた革に栄養と光沢を与え、ヒビ割れを防ぎます。革底には、ごく少量のミンクオイルを薄く伸ばして、油分を補給してください。

■雨の日はシリコンスプレー
カーフやキップなどのアニリン染めの革は、特にシミになりやすいので、雨の日に履く時は、必ずシリコンスプレーを吹きかけることをおすすめします。お手入れが終りましたら、シューツリーを入れて、風通しのよい日陰に保管してください




★乳化性クリームの性質★
乳化性クリームは、ワックス、油、水の3つな成分を混 ぜ合わせて乳化したものです。自然なツヤが出ることと革を柔らかく保つ特長があります。また油溶性染料、水溶性染料、顔料などが併用できるので着色性に優れています。


★油性クリーム(缶入りタイプ)の性質★
ワックスと油の2成分からなり、水は入っていません。このため乳化性クリームより撥水性の点で優れています。しかし油性クリームだけを使っていると、革の色を薄くすることもあるので、革のためには栄養保革効果の高い乳化性クリームと併用するのが理想です。


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