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テーマ:読書(8289)
カテゴリ:ハーバードビジネスレビュー
2021年度14冊目
〇リーダーに要求される3つの集中力 1.自分への集中 2.他者への集中 3.外界への集中 〇リーダーは集中力を操る:リーダーは皆、自分、他者、外界への集中力をうまく調和させつつ、十分に育む必要がある。なぜなら、自分を見つめないと指針を示せず、他者に十分な関心を払わないと愚かな振る舞いをしてしまい、外界に注視していないと不意打ちに遭いかねない 〇共感の3タイプ ・認知的共感:他者の視点を理解する力:自分の言わんとすることをはっきり説明できる。 ・情動的共感:他者の感情をくみ取る力 ・共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力 〇イノベーションを目指して外の世界へと関心を向け続けるには、何にも邪魔されない時間を持ち、自省して集中力を新たにする必要がある 〇集中力のあるリーダーとは、自分の注意力すべてを思いのまま操れる人である。自分の内なる感情に耳を傾け、衝動を抑え、他人からどう見られているかに気づき、他人が自分に何を求めているかを理解し、注意散漫を避けながら、先入観を排して自由に幅広く関心を持つ 〇注意力とは心の筋肉である。適切な訓練をすれば強化できる 〇瞑想は集中力と平静心を養い、ストレスによる心の揺れや不安を和らげる 〇リーダーが広範囲に注意を向ける能力を鍛えるには、不自然なこともしなくてはならない。時折は、管理せずにいよう、自分の意見を述べずにいよう、他者を評価するのを控えよう、という意志をもつ 〇気持ちを前向きにするシンプルなやり方として、「人生のすべてが理想通りに展開したら、10年後には自分は何をしているだろう」と考える 〇前向きな目標や夢について語ると、脳中枢が活性化して私たちは新しい可能性に目覚める。ところが、悪いところを改めるにはどうすべきかなどという話題に切り替えると、可能性が見えなくなる。生き残るには悲観的な見方が必要だが、成功するには楽観的な発想が求められる 〇やっかいな問題に直面して戸惑ったら、信号機を思い浮かべる。信号の赤は立ち止まって落ち着きよく考えてから行動するように、黄はスピードを落として解決案をいくつか考えるように、青は計画を試しに実行してうまくいくかどうかを確かめるという意味 〇EI(Emotional Intelligence; 感情知能)はストレスを減らし、集中力を高める:デジタルデトックスをする。脳を休める。マインドフルネスを実践する。集中力を他者に向ける 〇集中できない時、ほとんどの人はもっと集中しようと頑張ってしまう。しかし、それは逆効果に終わることが多い。頑張って集中しようとするのではなく、まずストレスの原因と集中力の阻害要因に意識を向けよう。その次に、集中力と自己認識力に作用する脳の働きを改善するために、できることをすべきである 〇集中力の4つのステップ 1.集中する対象を選択する 2.対象に向けた注意がさまよい始める 3.心がさまよっていることに気づく 4.最初の対象に集中し直す 〇失われる前と同レベルの集中力を取り戻すには、10~18分かかる 〇自分の感情をまず認め、振り回されないようにする 〇何かに対する不安のせいで集中できない時は、一時停止して自分を見つめ、不安こために神経が刺激されていることに気づく 〇自分の価値観を思い出す:押しつぶされそうになると、パワーと選択肢を奪い取られるように感じる。それでもあなたは、自分がなりたい人になることを選ぶことができる。あなたが大切にしているのが、人と力を合わせて働くことなら、それに集中する。どうすればみんながチームとしての一体感を感じられるかを考える 〇ここまでOK、これ以上はNOという境界線を引く 〇話をする相手を賢く選ぶ 〇集中するために同僚と助け合う 〇身体をいたわろう 〇週の初めに、今週中に終わらせなくてはならない大事な仕事は何かと自問する 〇毎日、私が絶対にやらなければならないことは何かを確認する 〇集中する時間は二時間が適切。二時間あればタスクに深く関わることができるし、それ以上になると、連絡できないことによる業務上の弊害が大きくなる 〇どうしてもやる気が出ない時、自分を動かす3つの方法 1.予防焦点を持つ:何もしなかった場合の悲惨な結末について真剣に考える 2.気分が乗らないという気分は邪魔なので、無視する。気分が乗る必要はない 3.条件づけによる計画を使う。やるべきことを厳密に、いつ、どこでするのかを前もって決めておく。私たちが迷うのは、難しい判断をするために意志力が必要になった時である。そして条件づけによる計画は、意志力にかかる負担を大幅に減らしてくれる 〇下り坂発進のすすめ:新しいタスクに着手する前にデスクを片付ける。退社時に、明日やるべき優先事項を紙に書いて貼っておく 〇自分の感情を観察し、それに名前をつける:成功している経営者は、大脳の辺縁系(喜怒哀楽などの感情や食欲、性欲などの本能を司る)の覚醒度が高い状態にあっても、落ち着いて判断し行動する事ができる。苦手な仕事をすることになったり、追い込まれていると感じたりした時は、一歩下がって、思考と感情の状態を観察し、それを言い表す言葉を探そう。たとえば、プレッシャーといった、そんな単語をひとつか二つ見つけるだけで、辺縁系が支配する闘争か逃走かという動物的本能が後退し、思考力や判断力に関与する脳の前頭前野が活性化される 〇選択肢を手放さない、被害者意識に陥らない ・今日、どうしてもやらなければならないミッション・クリティカルな仕事を一つか二つ挙げるしたら、それは何か ・自分に充電するためにできることは何か(今週は一日だけでも早くベッドに入る、お気に入りの音楽を聴く、昼寝をする) ・この期間中、誰に対し、あるいは何に対し、ノーと言って断る必要があるか 〇同僚や親しい人とコミュニケーションをとる 1.期限を再交渉する 2.境界線を引く 3.すべて自分で抱え込まず、助けを求める 〇次に取る行動に集中する:問題なのは、マルチタスクの人たちは例外なく、いちばん新しいことや目の引くことによって注意を逸らされてしまうことです。このよう人がうまくいかないのは、記録、具体化、整理を怠っている、あるいは定期的に見直す仕組みがないからです 〇リーダーは、チーフエネルギーオフィサーであるべきです。社員を動かし、集中させ、道筋を示し、やる気を出させ、定期的に休息をとらせる役割です 〇リーダーは、やるべき作業をはっきりさせる。プロジェクトの 内容を十分示す。最終的な目標を示す。作業手順、説明責任、担当する仕事の責任について、割り振りを示す ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] 集中力 [ ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.11 20:43:43
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