司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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• ２０歳になったらサラ金地獄が待っている。

  　　　　　あどけない顔のＮさん来所　　書いていただいた相談カードによると20歳との事　　6社220万円の借金、こんな若者にも多重債務に陥る罠が・・・　　私　　　相談カードを見ながら、　　　　　「借入したのは、すべてこの一年ですね？」　Ｎさん　「はい20歳になってからですから」　　私　　「会社の寮に入って、家賃もかからないのに、なぜこんな借金を・・」　Ｎさん　「パチンコで負けて、同じビルのＡ社（サラ金）にいったら、　　　　　　簡単に貸してくれたもんで。。」　　　　　　「それで、次々と・・・」　　私　　「毎月いくら返しているの？」　Ｎさん　「10万円ぐらいです」　　私　　「15万円の給与ではきついでしょう」　Ｎさん　「はい、足りないので、夜のアルバイトをしていますが」　　　　　　「もう無理です」　　私　　「債務整理をすれば、しばらく借金はできなくなりますよ」　　　　　　「パチンコをやめることができますか？」　Ｎさん　「もう、していません、借金もこりごりです」　　Ｎさん、サラ金に怖さをわかったようだ、２０歳にして・・・　幸い、それ気付いて事務所の門をたたいてくれた。　元金はほとんど減らないが、将来利息をカットしてもらえば、　月々の支払は４、５万円で済むはずだ。　　Ｎさんはまだ若い、二度と同じあやまちをしないで　今回のことが良い経験になってくれれば・・・　　それにしても、この２０歳の若者にサラ金は次々とよく貸すものだ。　借りたＮさんだけが悪いと言い切れるか？　　何も知らないで、社会に放り出された若者、次々と悪の誘惑が待っている。　社会にでる前に、学校で、お金や、金利の授業も必要では、。。　　ようやく政府も検討するようだが、一部の教師の間では　「お金とか、金利とか、そういう、どろどろした世の中が嫌で教師になったのに・・」 　「そんなことまで、学校で教えることが必要か？」との意見があるそうだが、　世間知らずもいいとこだ・・・・

  2006.08.28

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• 金融会社から礼状が！！

  　　Ｔファイナンスの担当者から和解書と一緒に礼状が送られてきた。　依頼人から礼状を頂くのは珍しくないが、金融業者からは初めてだ。　別に便宜を図ってやったわけではないのに。　　　以下原文のまま　００先生　　　Ｋさんの件　　先生　どうもありがとうございました。　とてもうれしかったです　感謝いたします　　ここだけの話、法律事務所の方は少し　話にくいところもあったんですが、　先生はざっくばらんな感じで　話をしていただけてとてもありがたかったです。　また私にもお力になれる様な事があったらいつでも連絡下さい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝　　　Ｔファイナンス（株）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　担当　０００　　Ｋさんは、Ｔファイナンスに対して３８１，０００円の債務が残った。　　このＴファイナンスの担当から　　「減額しますから、一括で払ってくれませんか？」 　　　と何度も電話があった。　　あまり、しっこいものだから　「おたくも大変ですね　ノルマがあるんですか？」　「わかりました、依頼者に話して、おたくだけに何とかしましょう」　「だから、もう少し安くして下さい」と、さらに減額を要求　　３０万で話をつけただけなのに、よっぽど嬉しかったのだろう。　　　実はこのKさん、このＴファイナンス以外５社はすべて過払い　　金額は２５０万程、勿論、Ｔファイナンスへの支払も過払い金からである。　　同情するつもりはないが、金融会社の担当者も大変だ　毎日、毎日、弁護士や司法書士から「金返せ、金返せ」と言われ　債務が残ったら、残ったで、「和解を急げ、急げ」と尻を叩かれる。　　やさしい言葉で、労をねぎらって、袂を開き、また、相手の懐に飛び込んでいくのも　交渉を有利に進めるのに必要か・・・・・　

  2006.08.24

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• 一括返済でさらに減額を！！

  　　　最近、債務整理が順調に進み、良い結果がでている。　債務が１件、２件残っても、他の過払い金で一括返済、　そして、いくらかのおつりを依頼者にお渡しできている。　　Ｎさんもそうだ、当初４２０万あった借金が、残ったのは　Ｈ信販の３５万円程、逆に過払い金は１７１万円返ってきた。　　そのＨ信販から電話　Ｈ信販　「Ｎさんの和解提案書をいただいたですが？」　　　　　「３０万では無理ですよ？」　　　　　「当社の引直し残は、３５万２３４円ですから」　　私　　「一括で支払ますので、減額を？」　Ｈ信販　「いくら一括でも、ちょっとね、」　　私　　「そこを、何とかお願いしますよ、」　　　　　「直ぐお支払しますから、」　Ｈ信販　「Ｎさんがお支払するんですよね？」　　私　　「実は、今、３０万円お預かりしているんですよ」　　　　　「他社の過払いがでましたので、」　Ｈ信販　「ほんとですか、１５日までに入金は大丈夫ですか？」　　　Ｈ信販浮足立ってくる、多分１５日が締め切りで、自分の成績にも関係するのだろう。　　私　　「１５日と言わず、承諾いただければ、今日でもお支払しますよ？」　Ｈ信販　「わかりました、ちょっと電話切りますよ、また電話しますから」　　　そして、５分後に電話あり、無事和解成立、　　一括返済でも、Ａ社、Ａｋ社等、一切減額に応じないところも多いが、　Ｔファイナンスのように、「一括なら、減額します」と　早々と先に提案してくるところもある。　駄目もとである、一括返済の場合はすべて減額をお願いしている。　　返して貰うお金はできるだけ多く、返すお金はできるだけ少なく・・・　　　　

  2006.08.04

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• 不動産担保ローンはきついなぁー！！

  　　夏休み前なのか、金融業者の問合せが多い、　解決できるもの早めに解決して、ゆっくり休みを取りたいのか？　こちらも同じだが・・・・・　　　Ｋさんの和解の件で、Ａ社から電話、　1回完済して、新規に２００万円借りるため、あの悪名高い不動産担保ローンに切り替えた。　債務が１５０万円程残っていたが、通算で利息制限法に引直しすると　１２万円程になるはずだ。　Ａ社　「和解提案書を頂いたんですが？」　　　　「これは駄目ですよ」　私　　「計算が違いますか？」　Ａ社　「延滞利息を付けて下さい」　私　　「えぇー　今までＡ社さんはそんなこと１回も言ってきたことないですよ」　　　　「それに、一括で支払うんですよ？」　Ａ社　「それは、キャッシュングじゃないんですか？」　　　　「これは担保ローンですよ」　私　　「そこを何とかしてくれません、お願いしますよ」　Ａ社　「稟議が絶対通りませんよ」　　　　「１５％でいいですから、少し付けて下さいよ」　　その後の交渉の結果、介入日から本日までの延滞利息３，９００円程付けることで 　やっと和解成立、入金確認後、抵当権抹消書類を返却してくれるとのこと。　これでようやくＡ社の担保が外れる。　　不動産担保ローンはきつい、延滞利息はおろか、　分割の場合、将来利息までカットさせることは難しい。　相手から見れば担保を取っている強みか！！　ちなみに、このＫさん、これで、総て和解完了　　当初３１９万円あった債務、残ったのがこのＡ社と、　Ｐ社の２５，０００円（過払金の中から返済済）だけ。　逆に、過払い金が、４社　計２４２万円返ってきた。　　なんとか、良い報告ができ、十分なおつりをお渡しすることができる。　

  2006.08.03

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• 過払いは１円でも多く、債務は１円でも少なく・・・

  　今日から８月、例年の暑さはどこえ行ったのか？　過ごしやすい今日この頃、しかし、うだるような暑さがないと夏は実感できない。　新しいスタッフが、本日から出勤、早く仕事に慣れて、戦力になって欲しい。これで、所長の私と、補助者３名（内資格者１名）、それに利息引直し計算専門のアルバイトの計５名になり、だんだん体制が整ってきた。より良い、より以上のサービス提供するには、十分な体制、十分なスタッフが必用だ。 　　午前１１時、東京のＵ市からわざわざ、Ｙさん来所、　このブログを見て、是非・・・とのこと。　まことに光栄であり、身の引き締まる思いである。　「過払いは１円でも多く、債務は１円でも少なくするよう」全力で頑張ることを約束　　　午後３時　Ｉさん来所、このＩさんも　埼玉　K市の在住である。　最近、遠方の、相談者、依頼者が多くなった。　当人にとっては、一大事、１時間、２時間は関係ないのだろう。　Ｔ社とP社の過払い請求の依頼を受ける。　Ｐ社は完済してから、７年が経っているとのこと。　激しい抵抗が予想される、しかし、時効は１０年だ、当然返して貰う権利がある。　決して期待と信頼を裏切ることはできない。　　夕方、Ｋ子さんの和解の件でＳ社から電話　法定金利と、ショッピングのため、６０万程の債務が残ってしまった。　将来利息なしの、毎月１万程の６０回払いの提案書を送った件だ　Ｓ社　「提案書をいただいたんですが、６０回ですか？」　　私　「申し訳ありません、５年以上は無理ですよね？」　　　　「これがぎりぎりなんです、」　　　　「無理をしても、また御社にご迷惑をかけるだけですから・・」　　　　「何とか、お願いいたします」　Ｓ社　「そうですか、それに、将来利息は結構なんですが、　　　　　延滞金が、１，２３０円付いているんですが」　　　　「これだけでも、何とかしてくれませんか？」　　私　「申し訳ありません、他社はすべて、延滞金、利息を免除していただいているんです」　　　　「依頼者から、（なぜ、Ｓ社だけ延滞金が付くの？）と言われても困るんです」 　　　　「何とか、お願いいたします」　Ｓ社　「まいったなぁー　他社は他社、うちは、うちなんだが・・」　　　　「しかたないか、それで、稟議出してみましょう、　　　　　稟議下りましたら和解契約書を送りますので・・・」　　私　「　お手数かけますが、よろしくお願いいたします」　　　債務の減額交渉は　依頼者の窮状を訴えて、ひたすらお願いするしかない。　　過払いは１円でも多く、債務は１円でも安く　　　

  2006.08.01

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• なぜそんなに急ぐの？　Ｔファイナンス

  　　　Ｋさんの件で　Ｔ　ファイナンスから電話　Ｔファイナンス「Ｋさんの件なんですが、いかがですか？」　　　私　　　　「いかがですか？とはなんですか？」　Ｔファイナンス「和解の件です」　　　私　　　　「和解とぃっても、今月１３日に各社に受任通知送ったばかりですよ」　Ｔファイナンス「わかっています、よい条件を出させて頂きます」　　　　　　　　「一括なら、３０万円でいいです」　　　　　　　　「引き直し残が３８万ぐらいですからよい条件でしょう」　　　　　　　　「何とかお願いします」　　　私　　　　「一括で支払できるぐらいなら、債務整理なんてしませんよ」　　　　　　　　「それに、債務が確定していないのに、和解ができるわけないでしょう」　　　　　　　　「無茶ですよ」　Ｔファイナンス「そこを何とか・・・・」　　　私　　　　「おたくはいつも一括、一且つと言ってきますが、どういうことですか？」　　　　　　　　「Ｔファイナンスともあろうものが？」　Ｔファイナンス「いや・・いや・・・　何とか検討して下さい」　　　私　　　　「もし、過払でもでたら考えさせていただきます」　　支払が困難で債務整理をするのに、「減額をするから、一括で払ってくれ」と言ってくる 　なんとも、無茶な話である、このＴファイナンス、いつもこうなのである。　過払いがでたときは、残債務を一括で支払うことを条件、各社と減額の交渉をするが、　交渉に応じるところと、一切応じないところと、まちまちである。　とにかく、このＴファイナンスはおかしい、要注意だ！！

  2006.07.27

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• 中途半端な任意整理はいけません

  　　Ｋ子さん　子供を連れて来所　　私　　　受付票を見ながら　　　　　「Ｒ社とＯカードの２件ですか？」　　　　　「取引期間が１０年ぐらいですから過払いになっているかも？」　Ｋ子さん「はい、テレビで色々報道されているので、もしやとおもい・・」　　私　　「他にはありませんか？」　　　Ｋ子さん「ありますけど、他はそんなに長くないので、、、」　　　　　　　「払っていこうと思うんです、」　　　　　「それに、カードを使えるところを残しておかないと不安で・・」　　私　　「中途半端はよくないですよ」　　　　　「他はどこがあるのですか？」　　　　再度、明細を書いてもろう。　　　　　　４社　２１０万円、取り引き期間も１年から４年とのことだ　　私　　「この分も、任意整理をすると、過払いにはならなくても、減額になりますよ」　　　　　「それから、これからの利息もカット出来ますよ」　Ｋ子さん「そうですか」　　　私　　「これらも債務整理しなくても、　　　　　　いずれカードは使いなくなる可能性がありますよ。」　　　　　　「そうならなくても、また借金に苦しむことになりますよ」　Ｋ子さん「私も、もう借金はしたくないです」　　私　　「そうですか、それなら、どこからも借金を出来ない状態に　　　　　　自分を追い込むことが必要ですよ」　　　結局、全社、任意整理をすることになった。　　　最後に、Ｋ子さん　「これって、自己破産ではないですよね？」　　と、借りたお金は返さなくては・・と思う強い気持ちを感じた。　　そして、７歳ぐらいの男の子の手を引き帰っていった。　　母子家庭で、一生懸命生きようとしている母の力強さ。。。　　応援せずにはいられない。　　　　

  2006.07.24

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• 任意整理とは？

  　　　Ｓさん来所、このＳさん１ヶ月程前初めて電話での相談があった。 ３００万程の借金があり、悩んでいるが、なかなか債務整理に踏み切れないとのこと・・・・ 実際このような人が多い。「一度、相談にいらっしゃったら？」「相談料無料ですから、気が済むまで相談なさっては？」「決して無理に債務整理を進めるようなことはしませんから」 との私の問いかけに、意を決して本日来所された。　　 書いてもらった受付票によると、Ａ社、残５０万　取引期間　８年　　 Ｐ社　残５０万　取引期間　４年　　　ＡＬ社　残１００万　取引期間　４年　　T社　残３０万　取引期間　３年　Ｔ信用金庫　３万　個人（知人）９０万である。　　Ｓさん　おそる、おそる、「本当に相談だけなんですが、いいですか？」　　私　　「構いませんよ、債務整理は本人がやる気なければできませんから？」　　　　　「今日は、どんなことでも、お聞き下さい」　　Sさん　「色々考えているんですが、債務整理をすると、　　　　　　なんだか、相手の会社に悪い気がして？」　　　私　　「そんなことありませんよ、相手も貸し倒れを見込んで、　　　　　　高い金利で貸付しているんですから」　　　　　　「被害者は、高い金利を払い続けているＡさんなんですよ」　　Ｓさん　「あとで、なんか言われませんかね？」　　　　私　　「そんなことありませんよ、債務整理の通知が相手に届いた後は、　　　　　　直接Sさんに請求したりすることはできませんから」　　Ｓさん　「そうですか・・」　　　　　　　その後、債務整理の方法等を説明した、Ｓさんは、各相手に悪い気がして、なかなか踏ん切　　りがつかないようだ。　　私　　「債務整理をするなら、任意整理がいいでしょう、」　　　　　「これなら、知人の借金を除くことができますし、　　　　　　Ｔ信用金庫もする必要がないでしょう」　Ｓさん　「債務整理と、任意整理は違うんですか？」　　私　　「債務整理には、自己破産、個人再生、任意整理があります」　　　　　「自己破産と、個人再生は裁判所が関与するので、総ての借金が対象になります」　　　　　「知人に迷惑をかけたくないというのなら、任意整理しかないでしょう」　Ｓさん　「任意整理で、借金は減りますかね？」　　　私　　「どれだけ減るかは、やって見ないとわかりませんが、」　　　　　「あくまでも予想ですが、Ａ社は０か過払い、Ｐ社は１５万ぐらい、　　　　　　ＡＬ社は４０万ぐらい、Ｔ社が２０万ぐらいの合計７５万円ぐらいになるでしょう」　Ｓさん　「随分減りますね？」　　　　私　　「あくまで予想ですよ、この７５万円を将来の利息をつけないで　　　　　　３６回で払うとすると月２万ちょっとです」　Ｓさん　「本当ですか？それなら、充分払っていけます」　　　　　「これから払う分も、利息が付かないのですか？なんだか悪いな・・」　　私　　「気にすることはありません、これが任意整理の統一基準ですから」　　最後にＳさん「よくわかりました、多分お願いするとおもいます」と言って、　すっきりした顔で帰っていった。　まだまだ、加害者意識が強い人が多い、　よく考えて欲しい、利息制限法を無視した高金利や、与信範囲を超えて過剰に貸付る金融会社　　　麻薬を買った人より、それを売り続ける売人の方が悪いのに決まっている・・・・・　【参考】　　 　　　司法書士による任意整理の統一基準 １．取引経過の開示　当初の取引よりすべての取引経過の開示を求めること。　取引経過の開示は、金融庁の事務ガイドラインにも明記されており監督官庁からも業者に対し徹底することが指導されている。もし取引経過の開示が不十分な場合、和解案が提案できないことを通知し、監督官庁（財務局、都道府県知事）等へ通知する。２．残元本の確定　利息制限法の利率によって元本充当計算を行い債権額を確定すること。確定時は債務者の最終取引日を基準とする。３．和解案の提示　和解案の提示にあたっては、それまでの遅延損害金、並びに将来利息は付けないこと。債務者は、すでにこれまでの支払が不可能となり、司法書士に任意整理を依頼してきたものである。担当司法書士としては、債務者の生活を点検し、無駄な出費を切り詰めて原資を確保し和解案を提案するものであり、この残元本にそれまでの遅延損害金、並びに将来利息を加算することは弁済計画を困難ならしめる。したがって、支払については、原則として遅延損害金並びに将来の利息を付けない。

  2006.06.20

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• 危険です！！　不動産担保ローン

  あいかわらず、多重債務の相談が多い、当事務所もそろそろ限界か！急遽、補助者（従業員）を増員するため募集することにした。　Ｙさん来社　私　受付相談表と持参した資料を見ながら　　　　「サラ金から５００万円、　知人から２５０万円、住宅ローンが　　　　　１，３００万円ですか・・」　　　　「ううーん・・・１回債務整理をしていますね？」　Ｙさん「一年程前に貸金協会でしました」　私　　「貸金協会ですか？　それはだめですよ、業者よりの協会ですから　　　　　金利の引直しはしませんし、その後の金利が10％になっただけで　　　　　すよ」　Yさん　「もうだめですかね？」　私　　「そんなことありません、債務整理以前の高金利を引直しして、以　　　　　後の金利をカットしてもらえば・・」　Yさん　「色々なところに相談したら、そのように言われました」　私　　「それから、Ａ社の３００万円は不動産担保ローンですか？金利　　　　　は？」　Ｙさん「１８．５％です、その前のキャッシングを金利が安くなると言わ　　　　　れ、組み変えました」　私　　「うぅーん・・法定利息は１５％だから、引直し計算をすれば多少　　　　　は・・それに、以前のキャッシングもあるし・・」　Ｙさん「それも債務整理できるのですか？」　　　　「色々のとこに相談したら、不動産を担保に取られているので、　　　　　一括請求される！」　　　　　「止めたほうが良いと言われたんですが？」　私　　「（一括で払えるなら、債務整理なんかしませよ）と言えばいいん　　　　　ですよ」　　　　「それ以上、理不尽なことは言ってきませんよ」　　　　「Ａ社の不動産がらみは何回か経験していますから大丈夫ですよ」　　　　「それに、不祥事を起こした直後ですから、攻め時ですよ」　Ｙさん「安心しました」　私　　「それから、保証人のお母さんも一緒に債務整理をしないとだめす　　　　よ」　Ｙさん「母も承知しています」　私　　「住宅ローン以外に担保が付いているから、個人再生は無理ですか　　　　　ら、任意整理で、どれだけ減らせるかやるしかないでしょう」　　　　「躊躇していて仕方がないですよ、一歩踏み出さないと・・　　　　　今より悪くなることはないですから・・」　Ｙさん「よろしくお願いします」　　Ｙさんに、やっと笑顔が戻った、再出発への決意を固めたようだ。失業のため、なんとなく借りたのが始まり、金利が安くなると言われ、不動産担保ローンの罠に落ちてしまった、住宅ローンの金利が2～３％の時代に・・・　そして最後には、自分の名義では借入れができなくなり、母親の名義で借入れるようになってしまった・・「なぜ、もっと早くに！！」「なぜ、貸金協会なんかに！！」・・非常に悔やまれる・・　はっきり言って、不動産がらみの債務整理はきついなかなか、利息のカットには応じてくれない。しかしＹさんの悩みに苦しみに比べれば・・・　Ｙさんに本当の笑顔が戻るまで、全力で頑張ろう。。。

  2006.05.23

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• 多重債務に立ち向かのは依頼者の貴方です！！

  　　Ｕ子さん来所　Ｕ子さんが、初めて来所されたのは今年の２月中旬でした。　母子家庭で子供２名(一人は障害を持っている)を抱え、約３００万円の多重債務に　陥っていた。　　その時の受付の「相談カード」の（現在困っていること・特に希望すること）の欄に 　「自己破産はしたくないのと、今の支払を少しでも楽にできる方向にしたいので、　　おねがいします。又２人の子供達にも、いやな思いもさせたく無い為、　　頑張りますのでお願いします」と書かれた。　ショッピングもあり、　障害を持つ子供の「車イス」のローンもわずかながら残っていた。　「まさか、車イスまでは引き上げないだろうが、今の価値は？」　　との私の問いに　Ｕ子さん、急に泣き出し　「そんな・・・車イスは　００（子供の名前）の体の一部なんです、・・　　本人もすごく気に入ってるのです・・　それだけは・・債務整理しないで、払ってしまいま　　す・・」あとは声にならなかった。　「Ｕ子さんの気持ちを考えず、俺はなんてことを言ってしまったんだ！！」　その時は、多いに反省し、子供を思う母の優しさ、強さを感じた　資料をお見せしながら、　　　私　「ショッピングが多く、金利も安いところが多かったので、　　　　　　あまり減りませんでしたね」　　　　　「それでも、１００万円程減って、残が２００万ぐらいになるでしょう」　Ｕ子さん「そうですか」　　各債権者の資料を確認してもらい、弁済方法の相談をする　　　私　「そうすると、月々の支払が４２，０００円位になりますね」　Ｕ子さん「それなら、大丈夫です、前から比べれば、全々安いです」　　　私　「そうですね、それに今度は、金利が付かないので、　　　　　　払えば払っただけ減っていきますよ」　　　　　「この数字を元に各会社と交渉していきましょう・・」　Ｕ子さん「支払はいつからになります？」　　　私　「私への支払が今月で終わますから、来月からにして頂けるよう交渉しましょう」　Ｕ子さん「助かります」　　そして最後に「私、頑張ります」と言って、晴れやかな表情で帰っていった。　　決して現実から逃げないで、真剣に立ち向かうＵ子さん、「これからは、幸多くあれ・・」　と祈るばかりである。　　それにしても、いくら言っても書類をそろえてくれないＡさん、　約束の入金をしてくれないＫさん、電話をくれないＮさん・・　本当にやる気があるのかなぁ・・・・・

  2006.05.17

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• 債務整理　着手金と報酬金

  　あの悪名高いＮ社とＳさんの和解がやっと完了した。昨年１２月初旬の受任通知から５ヶ月目で・・・・　最初、受任通知に対して次のような回答書が送られてきた。　以下原文のまま　　　　　前　略　貴職から、債務者Ｓ氏に対する債務整理手続のため、同氏との取引経過について開示請求がありましたが、弊社は同氏との取引に関して、貸金業規制法第１７条に規定する「貸付書面」及び、同法１８条に規定する「受取書面」の一部を提出します。　尚、貸金業規制法第１７条書面、同法第１８条書面に関し、全ての貸付、返済書面の再請求を依頼される場合は、発送に掛かる費用は、貴職の負担とさせて頂きますのでご了解ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 草々　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　最高裁も「みなし弁済」否定の判例が次々に出され始めた時期である。本気で「みなし弁済」を主張してくるのか？「まさか？」と思い、いつものように和解案を提示する。　　　和解案・・・・利息制限法で計算、取引最終日をもって残債務を確定　　　　　　　　　以後の損害金、将来利息をカット、元本だけを分割支払　　　　　　　　　　　　　　(司法書士会統一見解)　しかし、N社は、あくまで「みなし弁済」を主張、和解案を呑めないと、またも回答書が送られてきた。「うーん、本気なのか？まさか?１７条、１８条書面が揃うはずが無 い！！」「よし・・徹底的にやってやろうか・・たとえ裁判になろうとも」と思いながら依頼者のＳさんに状況を報告すると・・債務整理に詳しいＳさんは「いまどき、みなし弁済を主張してくるなんて珍しいですね？」「先生に全てお任せします」との返事今年の２月２３日、回答書に対して以下のような依頼書を出す　拝啓　格別のお引立てにあずかり厚くお礼申し上げます。　　さて、下記債務者の和解案にたいして、早速のご回答いただきましてあ　りがとうございます。　近時、みなし弁済を否定する最高裁の判例が相次ぎ出され、　金融庁もグレーゾーン廃止に向けて法律改正の検討に入ったと　報じられております。　　それにもかかわらず、みなし弁済の主張には驚いております。　債務者の更生のため、できるだけの協力をいただけるとのことでしたが残　念です。　　つきましては、当契約の「みなし弁済」の要件、事実を検討させていた　だきますのでお手数ですが、全書面の提示をお願いいたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具　いつまで経っても、書面は送られてこない・・　しばらくして「話し合いで穏便に解決しましょう・・」と担当者から電話があった。　「なんてことだ！！」「やっぱり・・」「書面など出せる訳が無い・・」　しかし、担当者はしぶとい、法定利息で引直し、将来利息をカットするから、いくらか金額を上乗せしろと譲らない。　その後何回か交渉・・延滞金を含め１２，０００円プラスすることで、ようやく本日和解が成立した。　　Ｓさんに結果を電話する　私　「やっと、Ｎ社と和解になりました」Ｓさん「ありがとうございました」　私　「１２，０００円程プラスになってしまいました、　　　　不本意な結果ですみませんでした。」　　　「Ｎ社に関しては、報酬は頂く訳にはいきません」・・」Ｓさん「そんなこと言わないでください」　　　「ここまでやっていただいて、十分です」　　　「本当にありがとうございました」このＮ社の件、私自身も反省すべき点があった・・・　納得する仕事ができなかったのに、報酬を頂くのは心苦しい・・まして着手金を頂いているのだから・・　満足する仕事をして、それに見合った報酬を頂く・・着手金とは何ぞや・本当は必要が無いのかも？　不動産屋は、何十件案内しても成約にならなければ、 手数料は頂けないと言う。　当事務所では過払請求は「完全成果主義」を導入しているが、その他の債務整理はそうはいかないだろう...「報酬金の一部預かり」とするしかないのか・・料金体制を見直す時期かも知れない・・・・

  2006.05.12

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• 払っても、払っても減らない借金

  　昨日電話があった、Ｔさん来社８社で計３８０程の債務を抱えていた。私　　「なぜ、こんなに借金が？」Ｔさん「病気をしまして、収入が途絶えてしまって・・」　　　「その後、ちょい、ちょいと・・」　　　「まさかこんなになるとは、おもいませんでした」私　　「毎月いくら返済しているんですか？」Ｔさん「６万円くらいです」私　　「利息を払うだけですね？」Ｔさん「はい、毎月、払っても、払っても、元金が減っていきません」私　　「気がつくのが、遅かったですね？」Ｔさん「はい、おまとめローンが有利と聞きましたので、パンフレットを取　　　　り寄せ検討していたのですが・・」私　　「おまとめローンは絶対だめですよ、減額どころか、今の借金にさ　　　　らに利息が加算されますから・・・」Ｔさん「そうですね、やっと気がつきました」私　　　各会社の借金の明細を見ながら、　　　「Ａ社、Ｐ社、Ｇ社は取引が長いから債務が残らないでしょう、　　　　うまくいけば過払いになるでしょう、　　　　Ｗ社は半分の００円ぐらい、Ｔ社も００円ぐらい残るでしょう。　　　　あと３社は取引が短いのでほとんど減額が期待できないでしょう」Ｔさん「全部でどのくらいになりますか？」私　　「あくまでも予想ですが、１４０万ぐらいでは・・・・」　　　「今後の支払いは、利息をカットしてもらい、３年で払うとして、　　　　月４万ぐらいの支払いなるのでは・・」Ｔさん「それなら、支払っていけます」私　　「そうですね、それに、今度は払えば払うほど元金減っていきますか　　　　ら・・」　　ようやくTさんの顔に明るさが見えた。　なんとなく、借りた借金、「まさか自分が多重債務になろうとは？」こんな人が多い、簡単に借りられるため、つい手を出してしまう、２００万円を借りてしまうと、月々、金利だけでも約４万円(年利２５％の場合)返さなければならない、返せないからまた借りる・・・・まるで麻薬のようだ・・ようやく、債務者を薬漬けにした密売人にも法のメスが入るようだ・・

  2006.04.29

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• 依頼者を呼び捨てにするサラ金（任意整理の和解交渉）

  　毎週月曜日は、朝から電話の応対に忙しい朝一番で、昨夜のテレビ「払いすぎ　消費者金融ローン」を見て「もしや　自分も払いすぎでは？」と相談の電話まだまだ、払い過ぎているのを知らず、督促におびえて払い続けている人もたくさんいることだろう。テレビも新聞も、この実情をどんどん報道してもらいたいものだ。以後、各金融会社の問い合わせ、和解交渉が続くＳ社からの電話　Ｓ社「Ａの件ですが、方針は？　できれば和解したいのですが？」　　私・・・うーん　依頼者を呼び捨てにしていやがる・・　　　こちらは特に丁寧にわざとらしく「Ａ様の件ですか？」　Ｓ社「そうですＡです」　　私　・・またも呼び捨て・・もう我慢できない、声を荒わに　　　「お宅の会社はお客様を呼び捨てにするのですか？」　Ｓ社「えー！・・・・・・すみませんでした」Ｔ社からの電話　Ｔ社「３万２千円で和解案を頂いたＫさんの件ですが」　　　「こちらの引き直しでは４万２３６円になるのですが？」　　私「間違いありません、」　　　「一括で払いますので、減額をお願いしたいのですが」　Ｔ社「え・・・減額ですか？」　　　私「他社は一括で支払うときは、２割ぐらい減額してくれますが？」　　　「ｋさんは他社から過払い金が入り、Ｔ社さんだけには、　　　　一括で支払いたいと、３万２千を預かっているのですが、」　　　「だめなら・・分割で支払いましょうか？」　Ｔ社「参ったなあ・・金額が金額だからなー　あと千円だけ色をつけて　　　　くれませんかね？」　　私「分かりました、ありがとうございます。和解書が届き次第、　　　　すぐにお支払いします」Ｎ社からの電話　Ｎ社「Ｈさんですが、もう、だいぶ経つのですが、そろそろ、和解は？」　　私「申し訳ありません、債権届けは各社出そろって、債務は確定したの　　　　ですが」　　　「私への費用の支払いが５月までありますので、今和解しても、　　　　支払いが重なって、また、ご迷惑をおかけします。」　Ｎ社「それも、そうですね、また電話します」　　「解説」　受任通知を送ってから、１ヶ月程で、各債権会社は方針の確認、和解を試みてくる。早いところで１ヶ月も経たないうちに「方針は？」とくる　当事務所は全部債権届けが出揃って、全債務が確定するまでは「方針は未定」と答える。破産予定の人が、過払い金により破産しなくてよくなったことや、その逆もあるからである。　債務者を呼び捨てにするような、非常識な会社も中にはあるが、ほとんどの会社は紳士的だ、特にテレビでＣＭを流している一流サラ金会社は・・　利息制限法で引直した金額を、原則５年以内の利息無しの分割払いで、交渉する。依頼者は、和解できなかった場合はどうする？と心配するが、おかげさまで、交渉決裂で訴訟になったことは一度もない。相手も早く片付けたいのだ　裁判やっている暇などないのだろう。

  2006.03.27

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