カテゴリ:ギターリぺアー
◆Calace 9 ウクレレ再生して行きます
ウクレレオーナー様は、匿名希望様です ◆画像から確認して行きます ●Calace=海外メーカーかと思ってましたが、日本のメーカーの様です 木製ペグ&木製ナット等の仕様を考えますと、60年近く前に製作されたようです ●ネットで画像を検索しますと、No,7はヒットしませんでした レアなウクレレかも知れません ●木製ペグを1本紛失してしまったらしく、削り出す必要が有ります 木製ペグ製作用の専用工具が有れば簡単ですが、流石にペグ1本だけ削り出すのに、手配する 訳には行きませんのでハンドメイドする事にします ●ボディに焼印が有ります ●ネックヒールが剥がれてます ●ブリッジも剥がれてます ブリッジの横にトップ板にクラックが入ってます ◆リペア開始して行きます ●タイトボンドを流し込んでクランプ固定します ●ボディクラックにニカワを流し込みます ●ネックヒールが固定出来る位置にクランプを掛けて固定を待ちます ●ネックヒールが外れた影響でフレットボードも剥がれてます 密着出来る位置を確認してからタイトボンドを流し込んで接着固定します ●ボディのクラックは、裏側からパッチを接着します 奥のクラックにアコギ用のクランプが使えたので、全てのクラックにパッチが張れました ●クラック全体にパッチの接着が完了しました ●紛失してしまった木製棒ペグを削り出しました【カリン材で作りました】 ポストの部分を削る専用工具が有れば削り出しは簡単なのですが、木製棒ペグの削り出しは 恐らく最初で最後の可能性が有りますので、先端を電ドラにセットしてハンドメイドしました ●これで弦が張れると思いましたらナットが欠けてました。 カリン材で作られていて、新しく削り出す材を何にするか迷いましたが、とりあえずエボニーで 音出しテストして、音が激変する様でしたらカリン税で作り直す事にします 🌻リペア前の状態で音出ししましたら、個人所有のビンテージカマカと同じ様な音質でした ●木材同士でしたが接着には、ニカワが使われてましたので簡単に外す事が出来ました ナットの溝を水平直角を出しておきます ●サビと打込む際の接着剤かな?が付着してますと、見栄えを損いますので フレットワイヤーをピカピカに磨きます。 ●フレットを磨きますとゴールドに近い色が出ますので真鍮製かも知れません ◆木製ペグで安定したチューニングを諦めました ●木製ペグですとチューニングが安定するどころか、チューニングすらまともに出来ません チューニングが出来ない=演奏する楽器では有りませんので、残念ながらオープンタイプの ペグに交換する事に成りました ●ボディ全体にレモンオイルを塗り込んでボディを保護します 半日放置してから、磨き上げますとビンテージ感オーラが出て来ます 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月12日 07時57分20秒
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