本四季＝ホンシキ

もー
休暇も終わりマス・・
ゆっくりと養生させていただきマシタ

そろそろ
気持ちのほーも
フツーの労働者に戻していかなくちゃ

あーしんど(*/__)/ﾄﾞﾃｯ


ドンだけ休むのが好きなんだか(*￣‥￣A``；；


そんなワケで
チョット、ハードな映画を選びマシタ


『ノー・マンズ・ランド』

コノ映画は、ボスニア紛争のさなか
セルビア兵士とボスニア兵士が
とある塹壕でかち合わせになって

ソコに
横たわるもーひとりのボスニア兵士

カレは、カラダの下に地雷を敷いて寝転んでいて
カレが動いてしまうと地雷爆発

ナンでそーなったかとゆーと
セルビア兵士の上官が
死体だと思って、ボスニア兵士のカラダの下に地雷をしかけ
仲間が死体を動かした途端に爆発させて一網打尽にしよー
てゆーえげつない作戦だったワケ

その上官は、ボスニア兵士に撃ち殺され
残ったセルビア兵士はワリと軽症で
敵味方ながら、コノ状況をナンとかしよーと協力して

お互いの陣地に向かって白旗を振って
助けを求めるのだった


ソコから国連擁護軍が動き
ハタマタ、戦地ジャーナリストが動き

ナンダカンダとにぎやかになるのデスが・・・


コレは・・・

戦争映画ではアリマスが
戦闘シーンはほとんどアリマセン
ソレだのに

見終わってからのダメージが大きい映画デシタ


カレら敵同士の兵士が
クチ喧嘩でののしりあう

「そっちが先にしかけた」

「いや、お前が我々の国を戦場にした」

「お前らが勝手に独立しようとしたからだ」

的な・・言い争いは

戦争とゆーよりは、居酒屋の揉め事っぽく


こーやってクチで喧嘩出来れば
ソレで、問題の大部分がカイケツするのにねーと
思えて、救われるよーな気がシタものの・・

そんな甘いモノじゃーなかった






【今回、ネタバレにつき未見の方はこの先ちぅいッ！】







戦いあうモノ同士の憎しみ合いは
ちょっとしたきっかけで
スグに殺し合いに逆戻りしてしまい

せっかく地雷処理兵もやってきたケド・・・



ラストシーン

去っていく国連軍

暮れていく塹壕

取り残され横たわる兵士



映画の中ではあえて答えを出さずに

見ているモノに

「傍観者の無力」を思い知らせて

痛めつけよーとスル


簡単に「見終わること」を許さない厳しー映画デシタ



セルビア兵士もボスニア兵士も
ナニかしら、身近に感じさせるヒトだったダケに
どっちも助かって欲しかったし

国連軍の兵士と同じよーに
地雷のうえの兵士も助けたかった


戦争映画だのに

こんなに

ひとりひとりの命が大切に思える作り方なのが素晴らしー


監督は元ボスニア兵士だったそーで
それだのに
どちらかに偏ったハナシにはまったくシテマセン


戦争とゆーモノは
始まってしまったら、もー
ひとりひとりの正義だとか良心だとかは無力・・

ソレを思い知り

戦争なんか、ハジメからしないよーに

そーゆーコトを
忘れないタメには

この終わらないラストが必要だったのだと思いマシタ


そーそー

地雷をうれしそーに仕掛けてたセルビア上官も上官ダケド

あんな地雷を作って儲けている会社もアルワケで

ＥＵ製だとかゆってマシタっけね


ホントに卑怯で凶悪な地雷デシタ・・

開発したのも人間だと思うと・・・

ソレを「仕事」でやっているのだと思うと・・・

絶望的な気持ちにナリマシタ


そんなヒトにこそ、コノ映画を見てもらいたいと思いマシタ

ゼヒ、感想を聞きたいもんだ(キ▼‥▼;)凸