『人間の証明』(1977)
「読んでから観るか 観てから読むか」当時の角川映画のキャッチフレーズそして「母さん 僕のあの麦わら帽子はどこへ行ったのでせうね」そしてあの歌が流れ込む ~ママードゥユリメンバー~わたくしくらいの年頃の方なら知らないヒトは居ないほど有名な名作デスわたくしは当然のごとく「読んでから観る」派むしろ、観てから読んだらネタバレだから絶対イヤ派コレは本と映画とどっちがより好きかでまっぷたつに意見が分かれるトコロでしょーケドマサに言いえて妙なキャッチフレーズデスね30年以上前のこの映画をなにゆへ今頃見たかとゆーと『ロイヤルファミリー』とゆー韓ドラのせー最近気に入ったチソンが出ているので見始めたんデスが※チソン=福山雅治を可愛くしたよーな感じこの韓ドラは『人間の証明』をモチーフにしているとゆー情報をドコかで見てソレで興味をもったワケ証明3部作『人間の証明』『野生の証明』『青春の証明』全部読みマシタし当時は松本清張の流れを汲む社会派ミステリー作家とシテ森村誠一は大流行で推理小説好きのわたくしが食いつかないワケがナイが高校生だったわたくしはどーやら映画館にまで行くお小遣いがなかった模様映画も観たよーな気がシテいたのデスが今回見てみて既視感がナイコレ観て忘れてるんならかなりショック何しろ、最後のほーは号泣シマシタもの主人公の棟居刑事が執拗に捜査する心情や息子を殺してまでも守ったものを失ってしまった母親の最後の姿谷底に飛んでいく麦わら帽子刑事たちの見守るなか彼女の姿がかき消すように見えなくなった朝もやの風景棟居刑事役の故松田優作が素晴らしかったデスねー犯人が彼女だと確信シテの執念の捜査とともに協力してくれたアメリカの刑事がかつて日本に来ていた米軍兵だった写真や追いかけていた彼女の息子を撃ち殺した瞬間「いったい何人の日本人を殺せば気が済むんだ」と怒鳴るアメリカでの捜査が一旦終わり乾杯の後すぐさま週末の釣りの話をしはじめるアメリカ刑事たちにムカついている顔やっぱりねーあのドスの効いた表情は彼にしか出来ないでしょー単純じゃナイんデス息子殺しは許しがたい悪しかも昔米兵になぶり殺された父はその女を助けよーとして殺されたのを覚えていただからサラに許せないダケド戦後の混乱期は誰もが生きるコトに必死でなりふりかまわなかった懸命に築いた現在を脅かす過去は恐怖だった一方では、息子(ジョニー)を愛してもいたから両方とも失ったイマ殺してしまった我が子との思い出の地で命を絶つそのイトマを彼女に与える棟居刑事彼のものゆわぬ演技がスゴイそんな点韓ドラの『ロイヤルファミリー』ではチソン演じる弁護士が名前さえも認められず「K」と呼ばれファミリーから侮辱されながら生きている夫人が奉仕活動をしていた孤児院での殺人事件で容疑者にされたトキに信じてくれその後も支援してくれた夫人を慕いファミリーに雇われて潜入し彼女の出世を助けるとゆーハナシ「K」はやはり戦後の混乱のなかで秘密を持ちなおかつ18年も虐げらる悲惨な人生を送ってきたが一方ではファミリーへの復讐の計画を練る裏の顔も持っていたのだったそんな復讐が実ろーとするトキに昔生んだ子が会いに来て(ryなのにーチソンてば夫人がどんなヒトであろーと最後まで信じて守ろーとするのデスよー最後の最後なんかは一緒に殺されちゃったりスルんデスよー(多分)イライラしちゃいマシタよラストシーンではジフン(チソン)に愛されてしやわせそーな顔までしちゃって確かにモチーフにはなってマシタが『人間の証明』とはまったく違う方向のドラマで頭にキタとゆっても過言ではナイてゆーかわたくしの時間を返せそしてチソンの無駄使いまーでもそのオカゲで本物の『人間の証明』をみよーと思ったから少しは役に立ったかも観てない方は一見の価値アリおー!こんなヒトも出てたのかーとゆった驚きもアリマス