sinのプログレ試聴室

表紙はMARC BOLAN。

特集は「来日する2大グループ　T.レックス、スリー･ドック・ナイトのすべて」です。
両者共シングル・ヒットを連発し、日本のラジオのベスト・テン番組を賑わせていましたね。
当時は私もまだプログレに深入りしていなかったので、彼らの曲はよく聴きました。

ML誌はライバルの「音楽専科」よりもグラビア・ページが充実していた気がするのですが、この号にはMOODY BLUES、THIRD EAR BANDのカラー・グラビアが載っています。
MOODY BLUESはともかく、THIRD EAR BANDが載っているのはすごいですね。
丁度「マクベス」のサントラを担当した時だからでしょうが･･･。

連載物の「ロックの詩」というコーナーでは、訳詩を載せて解説をしているのですが、この号ではエマーソン、レイク＆パーマーを取上げています。
「石をとれ」、「プロムナード」、「キエフの大門」、「トリロジー」、「フロム・ザ・ビギニング」の大意が載っています。

[アルバム・コーナーのプログレ]
危機/イエス ★★★★☆
宇宙の探求/ホークウィンド ★★★★

「危機」も満点は付いていないですね。レビューの最後の文章がなかなか･･･。
「あまりに洗練されすぎて、イエスが又一つ遠くに行ってしまった様な感じも･･･。」
この時期にこのレビュー、結構レベルの高い指摘のような気もしますし、プログレの進化に追い付いていないような気もしますし、実のところは今となっては図りかねますね。

[広告掲載のプログレ]
チャージ/パラディン(日本コロンビア)
錬金術/サード・イヤー・バンド(東芝音楽工業)

パラディンのジャケットはロジャー・ディーンです。