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カテゴリ:温泉情報
「さいとうの湯」の「さいとう」とは地名でした。 6日の日曜日、ひろさちやさんの仏教講座の講演を聞いた帰りに立ち寄った下の湯でした。 ひなびた温泉を尋ねる趣味のある私です。特に昔からの湯治場とか、鉱泉などというのは興味を惹かれます。地元の人に親しまれた温泉であり、人々のふれあいとぬくもりがいまだ伝わるところはさらなりです。 下の湯(斎藤の湯)は、あぶくま山地のやまあいにひっそりたたずむ温泉で、地元では湯治場として知られている温泉です。三春ダムの下流、約2kmです。 30年前から名前は知ってはいたものの、訪問するようになったのは今年7月からです。湯舟は2つあります。左の大きい方が「庄の湯」、右の小さい方が「亀の湯」。最初からあったのが「亀の湯」で初代、浦山亀太郎さんが発見した湯だそうです。薄茶色に見えます。以前はタオルを湯につけると茶色に変わってしまうほどだったとか。当時はパイプが鉄管だったので鉄さびだったかもしれないと地元の方が話してくれたが、この湯がとってもあったまる湯なのです。移ヶ岳のふもとから50分かけてこの湯に入りに来られる方が、この時期でも家につくまで湯ざめしないのだそうです。私も知っている限りではですが、ここいら辺では、この亀の湯がいちばんあたたまる温泉です。 50肩の人がこの温泉に入ると痛みがとれるので通っていると言われました。身体の芯まであたたまる効果ではないでしょうかね。亀の湯は大人3人が入ると満杯サイズです。 「庄の湯」は平成7年(1995)福島国体開催のときに三春町はアーチェリー種目が開催され、その時に全国からみえる方の受け入れ旅館として、受け入れ態勢の再考を促されたときに、新しい鉱泉を庄一さんが発見したので「庄の湯」と名づけたそうです。無色透明に近いのですがこちらもあたたまる湯質です。 お風呂の洗い場で話好きな地元の人との会話からの情報でしたが聞いた話では、「国体は平成13年、三春町は弓道を開催」と言ってましたが、念のために検索してみましたら国体は平成7年(14年前)開催、種目はアーチェリーでした。パソコンの検索で集合知から知りえました。 入口には地元の朝採り野菜が売られています。ほうれんそう2束100円で販売されていました。 単純弱放射能冷鉱泉(放射能泉)・(県内有数ラドン含有量) ■「斉藤の湯 元湯 下の湯」 ・福島県田村郡三春町斎藤字惣角地83-1 昭和26年(1951)の写真が廊下の突き当たりにあります。57年前の写真です。昔の人の顔は目が生きています。功績を称えたこの頌徳碑(しょうとくひ)の前で。還座祭(御霊入れ)(御移神事) この「下の湯」の奥には「上の湯」がありますよと、洗い場で教えられたので風呂からあがったあと足をのばして確認してきました。約200m位先になるでしょうか同じく三春ダムの放流水の流れる大滝根川ぞいにありました。近い内にまた探訪してこようと思います。 ■「斉藤の湯 元湯 上の湯」・福島県 田村郡 三春町 大字 斉藤 字 上河原 102-1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/12/08 09:26:23 PM
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