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村上 龍が、「すべての男は消耗品である」で
「本当に自分にとっての、とっておきの店やネタは、書かないし、教えない」と書いていましたが、その通りであると思います。
私は、ピンポイントで村上 龍は好きですが、ある一定の考え方においては、否定的です。
まぁ、それは私の一方的な主観ですので、どうでもいいのですが・・・

ということで、久しぶりにオススメのお店を紹介したいと思います。
このお店は「とっておき！」ってワケではなく（私も実際なかなかいけないし・・・）、
知っておいて損はないです。
近くに行かれた方は是非立ち寄ってみてください。
ってか、私が紹介するまでもなく、ＢＡＲとか飲み屋の世界では、めちゃくちゃ有名な店です。


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舶来居酒屋　暁
尾道市久保2-15-26
TEL 0848-37-3364 Pなし
営業時間／19:00～24:00　　
定休日／日曜日

※暁（あかつき）
※詳しくは「尾道　暁」で検索すればたくさん出ます。
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行ったことのある方は分かりますが、
尾道の繁華街は、とても入り組んでおり、車が通れない道もたくさんあります。
知らないとなかなかたどり着くのは難しいような場所にあります。
ただ有名な店なんで、地元の方に声をかければ、すぐに教えてもらえますし、
地図を出力して「この辺かなぁ～」とウロウロしていると、見つかるので、ちょっと迷って、尾道の昭和の町並みを堪能するのも一興かと・・・。
暁を見つけて、店の前に立つと、その佇まいに、かなり驚きます（笑）
（検索して出てきたＨＰには、写真がたくさん載ってるのでご覧下さい）

居酒屋というと、どっちかといえば「メシ食って、飲めるところ」というイメージがあると思います。しかし、居酒屋は、手軽に飲める大衆酒場。という意味が普通で、舶来（外国からきた）ＢＡＲ（ＰＵＢ）みたないなことになりますので、
今風（笑）に言うと「ＢＡＲ 暁」ということになります。

で、ＢＡＲの定義ですが、カウンターにも肘置きバーがあり、足元にもバーがある。
これがＢＡＲの正式定義です。（たぶん）
これは、イギリスで始まった話です。

アメリカでは、横木を置いて、酔っ払いの客との区別をしたから、ＢＡＲ。という話もありますが、アメリカにはイギリスの文化が流れていったはずなんで、やはり前述の説が有力かと思います。

で、そのどちらもがこの店にはあります。



戦後まもなく始まったというこのお店・・・。
店内には、不思議な空気と時間が流れています。

何より、年配の方が常連客として多いのが特長です。
本当に「居酒屋」なんだなぁ～
と思います。



バーボンの種類も多く、珍しいお酒もあるので、マスターに相談してみればいいと思います。
もちろん、ポピュラーなカクテルから、尾道（暁）のオリジナルまで、豊富な種類のお酒が楽しめます。
カウンターにはマスター以外に、若い女性のスタッフがジーンズにシャツのシンプルなスタイルで数名いらっしゃり、ちょっとオシャレなおつまみが出てきます。
（ランプフィッシュの卵の、なんちゃってキャビアのサンドイッチ）

私も出張の際に近くに行けば、立ち寄るお店です。

映画の歴史あり、造船の歴史あり、尾道水道があり、渡船が行き来する・・・そんな尾道にあるからこそ、このお店は「輝く」のだと思います。

あっ。値段もお手頃ですよ（笑）
私は、ちょっと高めのバーボン２杯（+チャージ）で、だいたい2.500円くらいを払って帰ることが多いですね。