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このBLOGでも紹介したBAR・・・
舶来居酒屋 暁（ハクライイザカヤ・アカツキ）が、今年の2月28日の夜の営業をもって、休業されたようです。

尾道へ仕事や旅行で行けば立ち寄ってきたBAR。
私のとっての付き合いは、たった13年ほどですが、日本中のバーテンに名を知られている、歴史あるBARが、また一つ消えてしまうのは、寂しい限りです。

渡船が行き交う海沿いの道を歩き、昭和を感じさせる建物をかすめ、車は入れない迷路のような尾道の路地を入り、初めてたどり着けば誰が見ても圧倒される外観、あの重い扉、埃だらけのガラスケースと、ジーパンの若い女性スタッフ、キャビアもどきの塩とマーガリンの絶妙なバランスのサンドイッチ、バッジをつけた足の悪いプライド高きマスター、珍しいスコッチウイスキー、トイレや洗面所のタイルは日本を感じさせ、真ん中の樽を囲めばアイリッシュ、あの薄暗い中に浮かぶ白熱灯の明かり。全ての要素が【尾道と言う街】と共に見事なコンストラストを描いていたBARでした。

わずかな望みは「閉店」ではなく「休業」とのこと。
跡継ぎやマスターの体調の問題？がクリアされて復活することを願うばかりです。