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カテゴリ:スカイテリアの独り言
アメリカでレストランに行ってエビ料理を頼むときにいつも悩むのが・・・ Shrimp Prawn Lobster の違いである。 聞くところによると、 『あ!それは大きさの違いよ!Shrimpは小型のエビ、Prawnは車エビみたいな中型のエビ、そしてLobsterは伊勢海老などの大型のエビのことよ!』 まぁ言われてみれば納得できないことも無い。でも 『じゃ どの大きさまでがShrimpでどこからがPrawnなの?』 っと聞くと皆黙り込んでしまい誰も答えてくれない! 渡米以来15年間これをずっと疑問に思いながらもあやふやにしていた・・・ 日本に居たときエビはエビ ・・・サクラエビ、クルマエビ、イセエビ・・・ 大きさがどうあれ『エビ』と言う名前しかなかったと思う。
何をどう血迷ったか、重い腰を挙げ調べてみた。
まずはエビを漢字で書くと2種類あるらしい。一般的に使われているのは 『海老』 でも 『蝦』 という漢字も実在するらしい。 ではShrimp, Prawn, Lobsterの違いと同時にこの二つのエビの違いについても書いてみよう。
『Shrimp』 と 『Prawn』 を漢字で書くなら『蝦』 『Lobster』 を漢字で書くなら 『海老』 となるらしい。
さて違いが分かるかな?
大雑把に分類るすならば、 『Shrimp/Prawn/蝦』は水中を『泳ぐ』浮遊するエビ 『Lobster/海老』は水底を『歩く』歩行するエビ となるらしい。
だからイセエビを漢字で書くと 『伊勢海老』 と書くので正しいが、クルマエビとかアマエビを漢字で書くと大抵の人が 『車海老、甘海老』 と書くのではないだろうか?厳密に言うならばこれは間違いで、これらは浮遊するエビなので本来ならば 『蝦』 を使うべきであるようだ。
『海老』と『蝦』の違いは分かったが、まだ『Shrimp』と『Prawn』の違いが分からない。 そこでさらに詳しく調べて見ると、、、手足の数はどちらとも10本らしいが、なにやら二つほど大きな違いがあるらしい・・・
『Prawn』 Dendrobranchiata 根鰓亜目(こんさいあもく) = クルマエビ亜目 鰓は細かく枝分かれした羽毛状の構造で根鰓(こんさい)と呼ばれる。 卵を水中を浮遊しながら発生。
『Shrimp』 Pleocyemata 抱卵亜目(ほうらんあもく) = エビ亜目 鰓は弁状の構造が多数繋がった葉鰓(ようさい)あるいは枝分かれのない毛鰓(もうさい) メスが受精卵を腹脚に抱え、孵化まで保護する。
なんだそうだ。 なんか分かったような分からなかったような。まぁ生態的には違うんだろうが、一度お皿の上に乗ってしまったら、 『小さい蝦がShrimpで、中型の蝦がPrawn、大型の海老がLobster』 というのがやはり一番分かりやすいのではないだろうか ただぁ~し気をつけなければいけないのは 『Lobster』 を頼む時。西海岸側だと『伊勢海老』のことを指していて、東海岸側だとスカイの大好物の『メインロブスター』のことを指しているんだよねぇ~ ロブスター好きのスカイ メニュー上の『Lobster』の文字に大興奮するあまり、何度も間違いを繰り返してるんだよね!!
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