南カリフォルニアの青空の下で

皆さんもニュースで耳にされたかと思いますが、先日ユタ州で痛ましい事故が起こってしまいました。楽しいはずの夏のアメリカ旅行が･･･一瞬で砕け散ってしまいました。

あの道･･･Interstate15（インターステート１５）･･･スカイも何十回、何百回（いやまだ百回まではいってないけど）っと通ったことがある道です。

確かにあの辺りのI-15は真っ直ぐ･･･どこまでもどこまでも真っ直ぐ･･･その上ほとんど景色が無いと言って良い･･･初めての方には興味深いかもしれませんが、何回も繰り返し通ってるとこの上なく詰らない道です。

このI-15はアメリカで4番目に長いフリーウェイで、

南はカリフォルニア州とメキシコの国境からスタートし、ネバダ州、アリゾナ州、ユタ州、アイダホ州、を縦断し北はモンタナ州とカナダとの国境までを結ぶ全長2,307.03kmに及ぶ道です。（下の地図の赤い線がI-15です）

日本人にもなじみのある　ネバダ州のラスベガス　や　ユタ州のソルトレイクシティーもこのI-15沿いにあります。

ちょっと余談になりますが、アメリカのフリーウェイシステムは（上の地図の水色の線は全てフリーウェイです）

アメリカ大陸を南北（上下）に走る道には奇数番、東西（左右）に走る道には偶数番が付けられています。

南北に走る道の場合、西側（左側）が若い番号で東に行くほど大きくなります。たとえば、カリフォルニアにはI-5があり、ニューヨークの方にはI-95が通っています。

東西の場合は、南側（下側）が若い番号で北に行くほど大きくなります。たとえば、カリフォルニア、アリゾナの辺りにはI-8があり、ノースダコタ、ミネソタの辺りにはI-94が通っています。

ちなみにInterstate（Ｉ）とは複数州を通っている主要な道のことです。

今回この方たちが目指していたのは　『Bryce Canyon National Park（ブライスキャニヨン国立公園）』　

ここには何万年及ぶ侵食で出来た不思議な形をした岩が立ち並んでいます。光の当り方によって刻々と変わるその姿は･･･この世のものとは思われない　不思議なパワーを感じます。

スカイが行ったのは･･･かれこれ13年前かな？？？なんとも奇妙な形をした奇岩に圧倒されたのを今でもはっきりと覚えています。スカイはこうした自然の驚異に触れることで人生観が、価値観が少しづつ変わってきました。

だからとても残念です。無念です。この方達にも見せてあげたかった！！もしかしたらこの方達の人生観も変わっていたかもしれない･･･

二度とこのような痛ましい事故のニュースは聞きたくありません！！繰り返して欲しくありません！！

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。