テーマ:食べ物あれこれ(49795)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
ライ麦サワー種とホップ種で麦粒入りライ麦/ディンケル黒パン posted by (C)solar08 白パンとかバゲットとか色々焼いてみるのは大好きで、やめられませんが、食べるのはやっぱりドイツで典型的な黒パンが一番おいしいです。 ほかのパンは日が経つと味がどんどん落ちるけれど、黒パンは逆においしくなっていくようで。 最近、身近なドイツ人から、「今回のパンはうまい、プロ並み」(って褒め言葉だろうか)とことさらにお褒めをいただきました。これまで数年焼いてきたのと、それほど変わってないんですけどー。 私が目指すのは、外は口がけがするほどガリガリ、中はざくざく、ボリボリ、目が粗くて、しっとり目のパンです。キメが細かくて柔らかいパンのちょうど逆。 ドイツで売っている典型的な黒パンを見ると、中に粒粒がいっぱい見えて、生地がざくざくしています。これに近づきたいの。 ライ麦サワーとホップ種の元種(中種) posted by (C)solar08 ライ麦粉をたくさん入れると、生地がつまったようになってしまいます。ライ麦自体の性質のためですし、私はミネラル/繊維たっぷり取りたいので、全粒粉だけを使っているので、水分を多めにしないとすぐに詰まってしまいます。 それで、詰まらせない工夫として、今はライ麦サワー種の中種を600g(前回から引き継いだサワー種にライ麦全粒粉300gと水300gを種に足して起こしたあと、サワー種と同量の分を取り分けて次回まで冷蔵庫で保存、残り600gを中種として使う)、ホップ種とライ麦を合わせて起こした元種400g(ホップ種200gとライ麦全粒粉200g)をいっしょに使ってます。 これだけで、ライ麦の粉が500g含まれることになるので、その他の粉はディンケル(スペルト麦)500gだけ。 ディンケルは小麦のご先祖みたいな麦だそうですが、小麦よりもおいしいとこちらでは言われていて、「このパンはディンケルよ」というと、喜ばれるのです。 たしかに小麦よりも味が濃いような気がします。 ディンケル(スペルト麦)の粒 posted by (C)solar08 で、クラムをザクザクさせるために、たくさん粒つぶを入れます。 おいしいのが、ディンケルの粒そのままを150gぐらい、一晩水にひたして、ふやかしたもの。 あとはヒマワリの種とか亜麻の種など、粒粒になるものをたくさんぶちこみます。 ライ麦サワー種とホップ種でドイツ黒パン posted by (C)solar08(カメラのモードを変えて撮ったら、一番上の写真とは違った色合いになりました。実物の色は、一番上のとこれとの中間色) ライ麦サワー種とホップ種は相性がよいようで、今回は望みどおりのクラムになりました。 ほら、ざくっとしてるでしょう?粒粒も見えるし。 これを軽くトーストして、バターをちろっとつけるだけでも、かみしめると味がじわじわとにじみでてきて、パンを本当に味わっているような気持ちがします。 味が濃いっていうかね。 サラダの残りと薄切りチーズをのせて食べるのも、大好きです。 バゲットなどの白いパンにはないおいしさです。 こういう感覚は10年ぐらい前からもつようになりました。ちょうど帰化したころだから、味までもドイツ人になっちゃったのかなあ。 ラムもも肉をローストする前 posted by (C)solar08 今日でイースターの休日はおしまい。学校はまだ一週間休みですけど。 「イースターラム」と言って、イースターのお祝いにラム肉を食べる習慣があります。 それで、上のパンを焼いたあと、さらにビスコッティ(今回はショウガ入り)を余った熱で焼き、最後にラム肉のざっと外側を炒めてから、余熱がまだ120度をさしている、オーヴンに入れました。これでほっておけば、3時間後にラムのローストが完成。 ラムはジャガイモといっしょに食べるので、せっかく焼いたパンが登場するチャンスはないです。二種類の炭水化物をいっしょに食べるのが、なんかヘンでね。これお習慣ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[料理・パン焼き・菓子・食材] カテゴリの最新記事
|
|