カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
5月12日、午後九時撮影 posted by (C)solar08 フライブルクの青空直売市で1株100円のペチュニアを3株買って、ベランダに植えました。 ドイツの友人たちに、「日本にはたくさんのパンオタクがいて、それはそれは見事に、フランスのお店のよりもすばらしいバゲットやクロワッサンを作る」と話すと、びっくりされて、信じてもらえないこともあります。 日本人は毎日、寿司とか刺身を食べていると思ってる人もいるしね(ちなみに、日本髪を結った女性はすべて芸者だとと思われている)。 まあ、「ドイツ人は毎日ソーセージ食って、ビール飲んでるんだろう」と思っている日本人がいるのと同じですが。 でもって、その逆のケースもあります。 たまたま発見した、ドイツ人女性の「和菓子オタク」のブログとHP。 ちょと見てみて! 和菓子マニアック ね、すごいでしょう? ドイツ人なのに、練りきりとか桜餅とか、数々の美しい和菓子を作ってしまうの。それも、ものすごく手をかけて。 このブログはほんとうに詳しい和菓子解説書でもあります。 和菓子とは何かに始まって、和菓子の材料一つ一つについても、細かく詳細に専門的に解説して、その料理の仕方も使い方も教えてくれます。 実はわたくし、この歳になるまで、小豆を煮る時は、一度茹でこぼして渋抜きしたあとは、すぐに砂糖を入れて煮ていました。 この本から初めて、渋抜きした小豆に再び水を入れて、砂糖なしで柔らかく煮たあと、この煮汁もざるに開けて水を切ることを知りました。 水を切った小豆に砂糖を入れて、練り餡を作るのですね。 で、こうやってできた餡で練りようかんを作ったのですが、これがねえ、思い通りにはいかないのです。 練りようかん posted by (C)solar08 ネットのレシピでは、寒天と水を煮てから餡や水飴を入れてさらに煮るというのがふつう。 水の量が多いと水ようかんになってしまいます。 私が作りたいのは、水ようかんじゃなくて、練りようかん。 日本の水飴がないので、モルトシロップ(つまりは麦芽糖だから水飴と同じ成分)と米シロップを入れてみました。 今回はうんと固くするために、寒天粉を倍に入れて、水気を少なくして、煮てからも水気をこれ以上できないほど飛ばしたつもり。 それなのに、できあがったのは、表面はつるっとした水ようかん、中は蒸し羊羹か芋羊羹のような質感。 練りようかん独特の堅さ、ねちっ、きちっとした歯ごたえがまったくない、さくさく羊羹なのです。 前回はもうちょっとは練りようかんらしくなったような気がする。 原因がわからないというのは、悲しいことです(パンでもそうですが)。 それとひきかえ、大福は簡単。 ドイツのアジアショップで売っている中国製の「Klebreismehl」という白玉粉そっくりの粉と水、日本で買った中国製の乾燥よもぎを合わせて電子レンジで1分チンして、しゃかりきに混ぜてもう一度1分チンして、もう一度しゃかりきに混ぜてから、伸ばすだけ。 よもぎ大福(白玉粉とタピオカ粉) posted by (C)solar08表面に打ち粉がこびりついて、きたない写真になってしまいました。 今回は白玉粉そっくり粉が少なめだったので、ちょうどあったタイ製のタピオカ粉を混ぜたら、これが正解。 むっちり、もっちり、とろりとしたよもぎ大福になりました。 ああ、おいしい、涙が出そう。 前回の色々なパン焼きと餡づくり/和菓子づくりは同日に並行して実行したので、一日中、座る機会もなく、腰が痛くなりましたが、この大福で苦労は報われた気がします。 前回でアップしたアンパンもつくって、500gの小豆からできた餡のほとんどはお菓子となって、冷凍庫におさまりました。 それでもまだ餡が残っています。何にしようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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