テーマ:パンを焼こう!(15270)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
西向きのバルコンから見た空(5月12日午後九時)、フライブルク posted by (C)solar08 今は夏時間だし、そもそも緯度が高いので、日が長いです。 ホップ種でバゲット、山食/ブドウ山食、アンパン、パンケーキを同時に仕込みました。 同時ですから、ホップ種の内容は同じはずです。 パンケーキにはホップ種の液種、粉、砂糖、ミルク、卵などなどを混ぜて室温で数時間おいたあと、冷蔵庫で一晩放置。 でも、翌朝の生地の状態を見て、結果は想像がつきました。 そして、想像通り、ちっとも膨らまないパンケーキを食べるはめに、、、。 バゲットのためには、ホップ液種、メゾンカイザートラディショナル(Ameliaさん、いただいた貴重なお粉をいよいよ使わせていただきます、緊張)、塩、水(70%ぐらい)をざっとこねて、これも室温で数時間おいたあと、まあまあ膨れていたので、冷蔵庫で12時間放置。 ホップ種とメゾンカイザートラディショナルでバゲット posted by (C)solar08 二次発酵は室温(25度)で一時間余り。 ライ麦粉をふるのを忘れたので、クープ入れに手こずりました。 生まれて初めてのメゾンカイザー、、、ふだん使っているドイツの粉(405+グルテン)と違って、焼き色がつくのが早いのでびっくり。最初の5分はアルミトレーをかぶせたのに、どんどんブラウンになります。 できあがりは、うんと膨らんで、かるーいので、これもびっくり。パンケーキと同じホップ種とは思えません。 これなら気泡もバッチリかな、とあらぬ期待をもちましたが、 ホップ種とメゾンカイザートラディショナルでバゲット posted by (C)solar08 やっぱりね、身の程知らずの期待はもってはいけないのよね。私の技量では、これが最大限です。 香ばしいかおりが、いい感じ。でも、塩を入れすぎた(らしい)ので、塩辛くて。せっかく有塩バターを買ってきたのに。 山食のためには、やはり前の日の夕方に、ホップ種と水50gずつを混ぜて二時間おいて、即席元種(のつもり)を作り、さらにこの元種に粉半量ドイツの粉)と水半量と少々のホップ種液種を混ぜて、さらに数時間置きました。ふつうの室温で置いたのに、こちらはこの段階ではうーんと膨らみました(バターとか卵とかが入らないと、ホップ種は活躍しやすいのでしょうかね)。 夜中の12時ごろに、この中種(のつもり)に残りの粉、水半量、保険のためにホップ種液種少々、塩、砂糖、バター少々(つまりは山食の材料)を入れて、こね(HBをもっていないので、ハンドミキサーのこね羽でこねるので、10分こねることができません。モーターが加熱して、火をふきそうで、5分がせいいっぱいです)、一晩おきました。 翌朝、生地はいい感じにふくれていました。 まあ、ちょっと足りなかったかな。 3分の1はアンパン用にとりわけ、 残りの生地を4分割して、その内、2つにはレーズンを巻き込み、2つはそのまま成形して、両方ともいっしょに大型パウンド型につめました(食パンの型とサイズが違うので、いろいろな点でくらべにくいです)。 それからが問題。昨日はまだ暑くて、室温が25度、しかも料理(同時進行で小豆を煮ていた)のそばに生地を置いたから、もっと暑いはずなのに、二次発酵はうんともすんともいいません(だるまや。さーん、どうしてなんでしょう?)。 結局、3時間たってもまだ型の縁よりずっと下の段階で、堪忍袋の緒が切れて、オーヴンにつっこんでしまいました。 ホップ種の元種と中種で食パン/ブドウパン posted by (C)solar08 やっぱりね、釜伸びなんて、ちっともしなかった。 前にクワルク(フレッシュチーズ)を入れて焼いた山食の方がまだ伸びたぐらい。うーん、どうしてなんだ? でも、クラムはしっとり、きめ細やかで(こういう肌だったらいいのにな)。香りもいいわ。 ホップ種元種と中種で焼いた食パン posted by (C)solar08 うすーく5mm以下に切るために、デリカテッセンの店で買ってきた「日本高級料理包丁」(もったいないのでこういう場合にしか使わない)でそっと切りました。 ふわふわパンは好まない私ですが、薄くて軽いティーサンドイッチだけは別。 そのために、わざわざ牛肉の塊を買ってきて、「即席ローストビーフ」を作ったつもりが、火が通りすぎて、ただの牛肉ロースト(名前を入れ替えただけ)に。 薄く切ったパンに、有塩バター(ドイツでは例外的な存在で、無塩よりも少々高いです)とマスタードを塗って、薄切りのキュウリと牛肉ローストをのせてはさみました。 あー、昔、母とよく食べた上野広小路の角の「?月堂」の一階にあった(今は店が小さくなったので1階にはない)ティールームのサンドイッチの夢よもう一度。 と思ったけれど、やっぱり、大昔の?月堂のサンドイッチの方がおいしかった(子供だったからなのか)。 ホップ種の元種と中種でアンパン posted by (C)solar08 同じ生地でつくったアンパンの方は、ホイロの時間もかまわず、膨れるのを待たずに、食パンを焼いたあとのオーヴンにつっこんでしまいました。 それにしても、同じホップ種なのに、バゲット生地はふくらませ、パンケーキではまったく働かず、食パン生地では一次発酵だけ働いて、二次発酵ではストライキ(液種を足しているのに)、ってなんなんでしょう。 ホップ種の継ぎ方によっても、元気な液種ができたり、元気でない液種になるなど、違いがあるみたい。 相手は生き物だから、そう簡単ではないのでしょうね。 困るのは、どこに原因があるのかが、わからないこと。 まあ、それをわかるために、食べ切れないほどのパンを焼いているとも言えますが。 楽しい実験でした。 西向のバルコンから見た空(5月13日午前九時)フライブルク posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[料理・パン焼き・菓子・食材] カテゴリの最新記事
|
|