カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
カボチャとココナッツファインのパイ posted by (C)solar08上にのっているリンゴがない様子を想像してください。それが本来の姿です。 前回に書いたカールの奥さんから、彼女が菜園でつくったカボチャをいただきました。 菜園には大きなカボチャがごろごろしています。カボチャの品種名は「北海道カボチャ」。 オレンジ色の皮のカボチャですが、ドイツのカボチャは、北海道と名前がついていても、日本のカボチャのように甘みがなく、ホクホクではなくてべちゃべちゃです。 クリームスープには向いていますけどね(ショウガをいれるのが大好き)。 残り半分で、ドイツのレシピで見つけたカボチャとココナッツファインとレーズンのパイを試作。 ちょっと落ち着かない日々が続いているので、パイ皮は市販のもの(冷凍でなくて冷蔵の商品で100円以下です)。 カボチャ500gを蒸してからつぶし、卵2、砂糖50gぐらい、クリーム200g、シナモン、ナッツメッグ、ショウガ適当、ココナッツファイン50g(私はそれ以上)、レーズン100gを混ぜて、パイ皮に詰め、200度に予熱したオーヴンで45分焼くだけです。 カボチャの「芋感覚」を中和するために、小さなリンゴを二ついちょう切りにして、散らしました。だから、見た目がどうもね。 カボチャとココナッツファインのパイ posted by (C)solar08 ココナッツファインをもっと入れればよかったかな。生クリームを添えて食べるとおいしいとレシピには書かれていました。 ブルーベリータルト posted by (C)solar08 一ヶ月ぐらい前に焼いたブルーベリータルトがおいしかったです。 これはブルーベリーパイのタルト生地版のようなもので、生のタルト生地と生のブルーベリーをいっしょに焼きました。 直径26cmのパイ型の場合、ブルーベリー700gぐらいを粉(小麦粉とコーンスターチ)大さじ5杯、砂糖100gまたはもっと、シナモン小さじ1ぐらいと混ぜたものを、タルト生地に詰めて、上にバター少々を散らして、200度に予熱したオーヴンで45分ぐらい焼きました。 ブルーベリーからジュースがたくさん流れ出るので、粉に吸ってもらう必要があるのです。もっと入れてもよかったぐらいでした。生クリームを添えたら、とってもおいしくて、お客を含めて4人が完食してしまいました。 そのときのお客さんは、大昔から知っていたドイツ人のK夫妻。 かれらと知り合ったのは、東京の山王の路上でした。ドイツから東京にいったん戻った時期のこと。娘の学校のために山王に住むことになったのですが、知っている人はいないし、辺りの状況も知らなくて、夏の暑い日、娘とうろうろしていたときのこと。 当時、山王周辺にはドイツ人がたくさん住んでいて、通りもジャーマン通りなどという名がついていたり、ドイツパンを売る店がありました。ドイツ人学校が当時はそこにあったからです。 で、たまたま路上を歩いていたK夫人を見て、(ドイツから帰ったばかりでなつかしくて)思わず話しかけてしまいました。彼女もまさか山王で日本人から母国語を聞くとは思ってなかったので、母国語で話せるのがうれしかったそうで、「暑いから、わたしの家で飲み物でもいかが」と娘とわたしを近くの自宅(ってもちろん借家です)に誘ってくださったのです。見知らぬ日本人を自宅に連れていくなんて、すっごく親切というか無謀というか。私が詐欺師だったらどうすんの? というきっかけでご夫妻と親しくなり、Kさんご主人に日本語を教えることになりました。 Kさん夫は頭の切れる化学者で、日本語知識ゼロからだったのに、とても早く飲み込んでくださり、後には阿蘇山への家族旅を日本語だけでなさったほど。 Kご夫妻も数年後にはドイツに戻り、私たちもドイツに戻り、たまたまお家をスイスとの境にある町に建てられたと聞いて、お邪魔したことがあります。 K夫人は、「か弱い日本人女性が、周囲の残酷なドイツ人たちにひどい目に合わされているのではないか」と私のことをとても心配してくださっていました。 あは、か弱いなんて!ひどい目に合わせているのは、どっちの方だか、、、、。 もう十年以上もごぶさたしていたのが、突然、電話を下さり、拙宅にきていただいたのです。 Kさんが日本にいたときに払った年金のおかげで、なんと日本から年金がわずかながらもらえるという通知の日本語を私に読んでほしいという用事が理由ですが、久しぶりのおしゃべりはつきなくて、とっても楽しい時間を過ごしました。 こういう旧知の方との出会いって、楽しいものです。 バババカ posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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