テーマ:食べ物あれこれ(49774)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
ポピーシードとリンゴのパイ posted by (C)solar08 正月三日に日本からのお客様がご子息連れでいらした。 昔、当市にご家族でしばらく住んでいた方。 帰国後もクリスマスやお正月の時期によく滞在される。 で、急遽、今年の焼き始めとして、ポピーシードとリンゴのケーキを焼いた。 つい、数日前に「焼き納め」したシュークリームがちょうどなくなったから良いタイミング。 ポピーシードって、つまりは日本のあんぱんの表面にポチポチくっついている芥子粒。 この芥子粒を卵などと混ぜてタルトなどのフィリングにしたり、ヘーゼルナッツなどのパウダーと混ぜて生地にしたケーキを、ドイツ人はとても好む。ふつうの生地の間にポピーシードの層を巻き込んだ「ドナウの波」という名前のケーキもある。 でも、ポピーシードばかりだと口の中がブツブツ、パサパサする感じなので、リンゴといっしょに焼くことにした。 タルト生地は前にフランス風アップルタルトのところで紹介したタルト生地がとても楽でおいしいので、最近はこればかり作っている。 アップルタルトを紹介したときは、まだ別のミニフードプロセッサーを使っていたので、生地をまとめるために水が大さじ4杯(粉125g、バター85g、砂糖少々、塩ちょっぴりに対して)から5杯も必要だった。 その古いフードプロセッサーがこわれたので、新しいミニフードプロセッサーを買った。 今回のはカッターの刃が二段構えになっている。 これだと、下段の刃でk遠心力で舞い上がる粉とバターが上段の刃ですぐにまたカットされるので、粉の中でバターを米粒大に粉砕するのに5秒、その後、水を入れて生地をまとめるのにも5秒もかからない。 しかも、あまりに簡単に生地がまとまるので、水は大さじ2杯ですんだ。 タルトやパイ生地にはなるべく水を少なくしたい(その方がサクサクになる)ので、これはすばらしい。 二段の刃がこんなに威力をもつなんて。日本にも二段がまえのがあるようです(ニンジャカッターとか) 実はこのほかにも大型のフードプロセッサーとかバーミキサーの付属のフードプロセッサーももっているのだが、 大型プロセッサーは容器が大きすぎて、中身が大きく飛び散ったり、容器にはりついたりして、全然向いていない。 バーミキサー付属のフードプロセッサーも刃が一段だけなので、粉やバターが舞い上がったのを上段で捉えることはできない。 というわけで、無駄だとは思いつつ、新しく買ったこの二段構えの刃をもつKENWOODのミニフードプロセッサーは無駄ではなかった。 父が昔、いつも言っていたっけ。「道具だけはケチるな」と。 こうして水大さじ2杯だけでまとめた生地を冷蔵庫に1時間ぐらいおく。 その間に、ポピーシードを牛乳とバターをふっとうさせた中に混ぜ入れて、しばらく置いて冷ましてから、卵と砂糖と混ぜる。 リンゴを薄切りにして、砂糖少々とシナモンをまぜて軽く火を通し、冷ます。 ポピーシードのフィリングをタルト生地に詰め、その上にリンゴを並べる。 175度で40分ぐらい焼いてできあがり。 泡立てた生クリームを添えるとおいしい。 日本人の口には合わないかと危惧したけれど、お客様はたいらげて下さった。ありがたい。 お客様からは日本からのさまざまなおみやげに混じって、沖縄の黒砂糖をいただいた。「これがメインのおみやげです」と。 とてもおいしそう。 偶然だが、少し前に黒砂糖が欲しいと思っていたっけ。 黒砂糖はドイツにはない。黒砂糖の独等の香りがなつかしい。 黒砂糖で作りたかったのは虎屋の羊羹(おもかげ)をまねた羊羹だったかな(黒砂糖の香りが利いて昔から大好き)、それともくず餅もどきだったかな。 二つとも、食べる意欲も作る意欲もいまでは消えてしまったので、とりあえずは黒蜜をつくってあんみつにしようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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実は私もポピーシードが好きで、餡パンのポイント程度では飽き足らずパンの表面にビッシリ付けて焼いてました。
玉子焼きにも、焼きナスにも振り掛けのように振ってました。 それが主役になるほど使ったパイ、興味ありますけど~~日本ではハーブ売り場で買いますが、けっこうお高い^^; 若い頃は黒糖をお茶請けにしているお年寄りを見てるだけで胸やけがしそうでしたが、最近はその旨味が分かるようになりパンに黒蜜を塗ったりしてます。 (2016/01/07 07:02:45 AM)
まあ、芥子粒がお好きなんですか~ドイツの方は。
あれを好んで食べる方がいらしたとは、びっくり。 アクセントだとばかり思っていました。家には常備してあるんですけど、たっぷり使うようなお値段ではないですね、確かに。 黒砂糖、香りが好きです。黒蜜美味しいですね♬ (2016/01/07 03:37:40 PM)
あら、卵焼きにかけるとは!
こちらでは需要が多いためか、安いです。 250g入りの袋で300円ぐらい。 上のパイでは、150g使いました。 わたしも食べているうちに慣れてきて、だんだん好きになってきました。 黒糖の味も年齢をへてやっと理解できるのかもしれませんね。 私は、すぐには入手できないという状況そのものが、食べたくなるきっかけになるみたいです。 ----- (2016/01/07 08:20:16 PM)
そう、芥子粒びっしりで高さ数センチのケーキもあります。
上にクリームのっけて食べます。 黒砂糖って、独特の香りですね。 これを入れて餡を作ろうかなどとも思っています。 (2016/01/07 08:23:46 PM)
はじめまして。いつもブログを拝見させていただいてます。京都の大学にかよっている大学生です。
先日、資源リサイクル推進協議会編集{「環境首都」フライブルク}を読み、今泉さんの名前を知りました。 今月末から来月中旬までパックパックでドイツを旅する予定で、フライブルクにも2月1日~4日まで滞在するつもりです。滞在中にフライブルクの環境への取組などを学びたいと考えています。 観光者向けの環境ガイドなど、ご紹介いただけますでしょうか? (2016/01/18 12:26:57 AM)
はじめまして。
よろしくお願いします。 日本で出ている観光むけのガイドブックは知らないのですが、こちらの観光センターで売っている当市のガイドブックには日本語版もあったはずです。 良い旅を! (2016/01/18 01:43:28 AM)
solarさん
こんにちは。顔にクリームを塗るたび、solarさんを思い出し、出来る限りファンデーションは塗らないと意識して早1年になります。 この簡単な生地は、もはやワタシの定番ともなり、何かと言えばFPを出してはギューっとやってまとめ、さっさと焼いている次第です。 こういうレシピは本当にありがたい! 芥子の実・・・ワタシはポピーの花が大好きなので、春になると必ずいくつか庭にあるのですが、種を見るたび つい「食べられるのかなー」などと思ってしまうのです。 ところでお孫さんはその後どうでしょうか? (2016/01/21 04:46:10 PM)
こんにちは。
じゃあ、毎日思い出して下さっているんですね、お恥ずかしい。 責任を感じてしまいます。化粧の専門家でもないのに、自分の習慣を申し上げただけで、、、。一度、気まぐれでファンデーションを塗ってみたら、確かにシミが隠れてくれて、一見いい感じになったのですが、肌の息が詰まるようだし、化粧落としも大変だしで、やっぱり止めました。まあ、好みの問題ですね、 この生地は、本当に簡単ですね。私も毎回これです。 私もポピーの花はバラの次に、もしかしたらバラと同じくらい好きな花です。真っ赤とか薄いオレンジとかが大好きです。 上のケーキ、昨日はレシピどおりに牛乳でふやかし、リンゴは生のまま並べて焼いたら、とてもジューシーでおいしくできました。 だんだんポピーシードが好きになりそう。 孫のこと、ご心配ありがとうございます。 「アデノイドは除去してもほとんど良い結果は生まない.小さな子どもに無駄なショックを与えるのは良くない」という意見を知人(自然治療の歯医者さん)からもらい、娘夫婦がもう一度小児科医と相談した結果、まずは手術は見合わせることになりました。 ほっと安心。鼻で呼吸をすることがとても大切だそうです。 子どもって心配の種がつきませんね。 (2016/01/21 10:56:34 PM) |
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