テーマ:食べ物あれこれ(49648)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
エコスーパーでふと思いついて、乾燥白インゲン豆を買ってきた。
大昔、母方の祖母はお正月のおせちの一つとして、白インゲンの甘煮を作っていた。 砂糖で煮ただけの白インゲンだけれど、わたしは大好きだった。食べ始めると止まらなくなった。 煮豆(醤油味、塩味)は好きではないけれど、甘い豆は大好き。ふしぎだな。 白インゲン豆500gを3リットルぐらいの水で一晩ふやかしてから、ふっとうするまで過熱し、1分ぐらい煮立てただけで、すぐに火を止めて、前に書いた鍋帽子とクッションで保温調理。 2時間ぐらいたった頃に、もう一度火にかけて、30秒ぐらい煮立てて、ふたたびクッションに置いて、鍋帽子をかぶせて放置。 これだけで、豆はやわらかくなった。 2リットルの鍋いっぱいになった豆。これをぜんぶ甘く煮るには、砂糖はどれくらい使うのだろう。 しかたがない、一部は料理に使うかな。 でもなあ、塩味の煮豆は好きじゃないのよね。とくに和食の煮豆はダメ。 昔、フランス人の料理上手の女性が、ライスやジャガイモの代わりに、塩で煮た白インゲンを出してくれたけれど、あれもちょっと味気ないし、胸につっかえるような感覚だったよな。 などとブツブツ言っていたら、BFが 「イタリア風の豆料理がいい。ニンニクとかスパイスいっぱいのやつ」 チッ、何も知らないくせして、無責任な提案をするんだから。 と思いながらも、ドイツのサイトで調べたら、一つだけ出てきた。 ニンニク、エシャロットをオリーブ油で炒めてから、やわらかく戻したドライトマトと下茹でした白インゲンをローズマリー、タイム、オレガノなどのスパイスといっしょに軽く煮込む料理。 といっても、副菜としてで、レシピではこの上に肉のローストがどかんと載る。 わたしはエシャロットだけでなく、小口切りしたセロリ数本と人参数本もくわえて、レシピ通りにつくった。レシピの指示どおり、最後に辛いスパイス、「ハリッサ」(唐辛子などのスパイスのミックス、偶然、レバノン製のが手元にあった)、ミニトマト、レモンの皮もまぜて。 塩味の煮豆は好きでなかったのに、いっしょに入れた野菜のおかげか、かなりおいしく食べることができた。 あとでわかったけれど、このレシピを新聞(インターネットの新聞も含め)に書いたのは、知人の一人だった。定期的に新聞に「男の料理」みたいな感じでレシピを書いている、当市在住の弁護士。だから、作り方が簡単だったのね。 今回は肉のローストははぶいて、いっしょに食べたのは、前日につくった大豆ミートのハンバーグやブロッコリの残り物。 これで、下茹でした白インゲン豆の3分の1は処理できた。残りの豆には砂糖をドカンと入れて、保温調理をもう一度して、甘く煮た。 この甘い豆、子ども時代と同じく、食べ出すと止まらない。 危ない、アブナい。 一部は冷凍して、残りの煮豆で、人生初の「練りきり」を作った。 白インゲン豆の甘煮をバーミックスでくだいて、白あんを作ってから、白玉粉(に似た、こちらで売っている米粉)といっしょに、電子レンジで過熱するだけ。 練りきりが出来たのはいいけれど、これで何を作るかはわからない。 味見している内に、いつの間にか、全部消えてしまうかもしれない。 練りきりって、ちょっとマジパンに似ている。これをクリスト・シュトレンに入れたら、どんな味になるのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/01/20 07:48:10 PM
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