その耳鳴りは地震耳かも?
幼い頃から、耳鳴りがある。それが耳鳴りと言うのだと知ったのは、大人になってから。ごく、当たり前に時々聞こえるキーンという音。生活に支障もないので気にも留めなかった。ある日、読んだ本で耳鳴りは天使(天界?)からのコンタクトだというのを読んで、そうなんだ~と思ったことも。だけど、3.11震災前に記憶に残るほど耳鳴りの回数が多くなった。病的なものではないので、生活に支障はないけれど日に数回の耳鳴りが数週間続いたのは初めてなので記憶に残った。もともと地震が来る前に、軽いめまい感覚や、ふらつきを体感することはあったのだけれど、耳鳴りには全く無頓着だった。そして、震災当日外出しようと駅へ向かう道すがら、花粉症もなくまぶしさを感じたわけでもないのに涙がポロポロ溢れてくる。熱さも冷たさも感じず、ただ涙がこぼれてしまうだけ・・・その数分後、駅のホームで地震にあったのだった。電車も止まり、結局外出することもできず家にもどるしかなかったけれど子供たちも校外学習の地で地震に遭遇したので家で情報を集められることは、却って良かったと思った。最近、その耳鳴りが気になり調べてみたら「地震耳」というのがあるそうだ。地震前に片耳(私の場合は左)に、耳鳴り・耳圧を感じる人がいるという。その音や圧の強弱、時間で震源地の遠近や地震の規模がわかる人もいるらしい。私には、そんな詳細まではわからないけれど耳鳴りが起きたときは気をつけようと思った。4月11日の余震は、耳鳴りと普段は感じない右耳にポコポコ軽く圧力がかかるの体感している。だんだん野生的になっていくのか、繊細(?)になっていくのかわからないけれど、きっとこういう体感をした人も多いんじゃないでしょうか?