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カテゴリ:ツール・道具
ボロ物件投資、7つの厄災。
①和室 ②瞬間湯沸器 ③3点ユニット ④汲取式 ⑤和式トイレ ⑥バランス釜 ⑦屋外洗濯機 もしこれらが自分の物件にあるならば、低家賃と空室に苦しむことになるであろう。 今回はこの中の『和室』を滅するための工具、HIKOKIの『N3604DM』を紹介しよう。 誰でも手軽に、ダサい和室をフローリングに生まれ変わらせることができる。 業界初の、充電式フロアタッカーだ。 和室を、美しいフローリングに変える! HiKOKI(ハイコーキ) N3604DM(XP) ●コンプレッサーなしでフロアが打てる! 『フロアタッカー』は、フローリングを張るための工具。 『フロアステープル(MA線)』っていう、デカいホチキス針を打ち込んで床材と下地を固定する。 よく建築現場で大工さんが「バシュッ!バシュッ!」とやってる、アレだ。 硬いフロア材に38mmものホチキス針を一瞬で打ち込むには、ものすごく強い力が要る。 だからフローリング専用のタッカーは、大きなコンプレッサーの圧縮空気の力で打ち込む『エアー式』しかなかったんだ。 それを初めて、充電式バッテリー駆動で可能にしたのが『N3604DM』。 HiKOKI(日立工機)が去年3月に発売した、唯一無二の電動フロアタッカーだ! ●「デカい!」は実力の証? ボクはマキタ沼の住民なので、HiKOKIのマルチボルトシリーズは初の導入。 ということで、バッテリーと充電器がセットの、N3604DM(XP)を買った。 すでにマルチボルトバッテリーを持っている人には、付属品なしのN3604DM(NNK)も用意されてる。 さっそく注文すると、巨大な箱が届いた。 「デカっ!」 ケースのサイズは、電動ドライバーの倍はありそうだ。 マキタのインパクトドライバーのケースと並べたところ そして中身もデカい。 マキタのフィニッシュネイラ(化粧釘打ち機)と並べると、1.5倍くらい。 フィニッシュネイラと並べたところ。「遠近法?」と思うくらいサイズが違う。 やはりエアー並みのパワーを出すには、これくらいのサイズが必要なのかな? ちなみに『N3604DM』だと覚えにくいので、これからは『GGT(Green Gold Tacker)』と勝手に名前をつけて呼ぶことにする。 充電器、マルチボルトバッテリーセットのGGT ●『コンプレッサー不要』は正義 コンプレッサーがないと、運搬がメッチャ楽。 15kgもある重量物の現場への出し入れがないのは、すごくありがたい。 特に遠方リフォームでは工具や資材を大量に積むので、車にコンプレッサーを置く余裕がない。 でもGGTなら、静岡のアパートにも持って行ける。 そして、導入費用も安い! GGTはバッテリー・充電器込みでも6〜7万円程度。 コンプレッサーとエアータッカーを全部揃えると15万円以上はかかるので、導入コストは半分以下だ。 この金額なら、1部屋DIYして外注費を節約するだけで元が取れちゃうね。 ●エアーと変わらない使用感 ではでは早速GGTを、使ってみよう。 「バスッ!バスッ!」 38mmのMA線が、しっかりとフロア材に食い込む。 パワーは十分。打ち込み結果はエアータッカーと変わらない。 GGTは、重量がエアータッカーの倍以上ある。 「疲れるかな」と思ったけど、意外とこの重さによって打ち込み時の安定が増している気がする。 弾づまりもなく、最後の1本までしっかりと打ち損じなく作業できた。 こいつ、かなり使える。 3.1kgの重量により、反動を抑える力が働き安定するのかもしれない。 ●作業時間がメッチャ早くなる 当たり前だけど、GGTにはコンプレッサーとつなぐホースがない。 煩わしさがなくなり、取り回しのストレスはゼロ。 さらに、コンプレッサーの取り回しもなくなる。 これまでは床が出来上がってきたら養生して、その上にコンプレッサーを移動させる必要があった。 このコンプレッサーやホースの取り回し、運搬・空気の圧縮時間がなくなることで、1部屋あたりの作業が数時間は節約できてる。 これ、結構すごいことじゃないかな。 ●充電式のメリット 使ってみて、意外によかったのが『立てて置ける』こと。 ステープルを打った後は、次のフロア材を用意するまでフロアタッカーは使わない。 だからエアータッカーは、打った後は腰に付けてホースごと動くか、ゴツゴツと飛び出た部品でフロア材を傷を付けないように気をつけながら寝かせて置くかだった。 でもGGTは底面が平らなバッテリーなので、ポンっと立てて置いておける。 これならフローリングを傷つけないし、使うときはサッと持てる。 この手軽さは、本当に感動するほど使いやすい。 安定して自立するので、置くときも気を遣わずに済む。 他にもライトが点くとか、エアーチャージの音がないとか、いろいろメリットはある。 これ、もうエアータッカーは使えないな・・・ ●充電式のデメリットは? 1部屋フロアを張ってみて、特にGGTのデメリットは見つけられなかった。 あえて言うなら、床に防音材を挟む場合は、最大38mmのステープルでは長さが足りないかもしれない。 あと気になったのは、HiKOKIのステープルが他メーカーよりも数百円高かった。 色が、ゴールドだから?? (もちろん、他社メーカーでも大丈夫とは思うけど・・・) それとHiKOKIのマルチボルトを導入したので、KOKI沼にハマらないように注意は必要だ。 まれに、従来の業界そのものを変えてしまう発明品が生まれることがある。 デジカメの登場でフィルムカメラが、iPodの登場でCDショップが消えた時のように… GGTには、これまでのフロア施工の常識を変えてしまうほどのインパクトを感じる。 ボクはもう、コンプレッサーもエアータッカーも売ってしまった。 これまでフロア施工はプロの大工の仕事だったが、GGTの登場で我々DIYヤーも手軽にできるようになった。 かつてデジカメブームが来たように、これからはフロアDIYブームが来るのかもしれない。 (いや、来ないから!) HiKOKI(ハイコーキ) N3604DM(XP) 不動産投資ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.26 07:40:05
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