カテゴリ:Linux
以前にISOファイルをダウンロードしようとして異様に遅かったPeppermint 7 の回線速度がまともになってたので、ISOファイルをダウンロードした。
インストール先は BL350/T (Atom N270 1.6GHz, メモリ1GB) です。インストール自体はUbuntuインストーラなので問題なく可能です。ただし、日本語フォントが無いので日本語でのインストールは止めて英語でのインストールとし、後で日本語化することにしました。 BL350/T など Atom N270/280 世代のネットブックによくみられる症状ですが、ブート途中で止まります。原因はバックライト関連の情報がとれないことにあるらしいので、対策としてブートオプションに、 acpi_backlight=vendor を付けます。これはインストール後にも必要なので、/etc/default/grubのGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTを、 GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="acpi_backlight=vendor quiet splash" と書き換えた後、 sudo update-grub でブートローダのコンフィグレーションファイルを書き換えます。こうしておけば、いちいちブートオプションを入力する必要がなくなります。 さてさて、インストールが完了したら日本語化ですが、これも通常のUbuntu系と同様に、Language Supportで日本語(と関連するパッケージ)をインストールした後、日本語を一番上に持っていってApply Systemwideを押します。また、日本語入力メソッドとしてfcitx-mozcがインストールされるので、日本語入力としてfcitxを選んでおきます。この後、リブートすれば日本語表示と入力が可能となります。日本語化はかなり素直で簡単でした。 Peppermintの特徴のひとつに、Webサイトをアプリ化する、Iceっちゅうのがあります。これはWebサイトに特化した設定のブラウザ(Site Specific Browser; SSB)を作成するためのツールです。 TwitterをIceで専用アプリ化する場合を例に説明します。 まずはIceの立ち上げ Iceはインターネットメニューの中にあります。 必要な情報の入力 Name of the applicationにはアプリの名前を入れるので、Twitterとします。次にEnter web addressにはアプリ化したいWebサイトのURLを入力します。ここでは、https://twitter.comとします。Where in the menu?はどのメニューにこのアプリを表示するか、っちゅうことなので、そのままInternetとします。最後にアプリのアイコンを決めるのですが、著名サイトではfaviconというサイトのアイコンが定義されてるので、これを使うことにして、Use site faviconをクリックします。すると、サイトからfaviconを読んできてアイコンに設定してくれます。これらの操作をしてから適用をクリックすると、インターネットメニューの中にTwitterアプリが作成されます。 Tiwtterアプリを起動したところ 通常のブラウザと違い、アドレスバーもタブバーもなく、サイトだけが表示されています。TwitterのWebサイトでできる操作はすべて可能なので、この専用ブラウザをTwitterアプリとして使うことができるようになりました。 っちゅうことで、Peppermnt の一番の売りはこのアプリ化にあります。この他にもFacebookとかInstagramとかをアプリ化しておけば、ワンクリックでアプリとして起動することができるようになり、便利です。ただし、ブラウザが複数起動することになるので、その分のリソースは食いますが、アプリを複数起動しても同じなので問題はないでしょう。 Peppermint 7のデスクトップ デスクトップがLXDEっちゅうこともあり、Atom N270 1.6GHz、メモリ1GBでも割と快適に動作しています。日本語化も楽やし、Webサイトをアプリ化できるっちゅうメリットもあるので、ナカナカおすすめかも。 --- 17:50 --- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 25, 2017 05:56:10 PM
コメント(0) | コメントを書く
[Linux] カテゴリの最新記事
|
|