カテゴリ:Linux
今日は晴れ。
棚で眠っていた Lenovo S21e-20 (Celeron N2840 2.1GHz, メモリ 2GB, eMMC 64GB) を引っ張り出してきました。S21e-20 の難儀なところはメモリはオンオード 2GB固定、eMMC 64GBでこれらの増設はできないところです。っちゅうことで、Chromebook 化しようと思い、Bodhi Linux 6.0 と Chrome OS (rammus 90)をインストールしました。 以前参考にした公式 Chrome OS で Dell Inspiron 14-3452 を Chromebook 化してみた。では、Celeron N2840のようなBaytrail世代のAtom系のCPUでは、Chrome OSのリカバリイメージとして banjo を使うように書いてありましたが、banjo 90 をインストールしたところ、Androidアプリが使えないことがわかったので、rammus 90 をインストールしました。 Bodhi Linux 6.0 のインストールは Bodhi Linux 6.0 AppPack を dynabook T55にインストールしたを参考に、Chrome OS のインストールは Chrome OSとWindows 10とBodhi Linuxのトリプルブートにしたを参考にしてください。 さて、S21e-20 にBodhi Linux 6.0 と Chrome OS(rammus 90)をインストールして困ったのは内蔵無線 LAN が認識されないことです。インストール時はとりあえずUSB無線LAN子機を接続して済ませましたが、2ポートしかない USB ポートをUSB無線LAN子機で専有されるのも困るので、内蔵無線LANを有効にする方法を探してみました。内蔵無線LANは Bodhi Linux 6.0 上の lspci で調べると BroadcomのBCM43142 やったので、これをキーワードに探しました。 まずは Bodhi Linux 6.0の方。ubuntuインストールしたら無線LANを認識しなくなったに書いてある通りです。(^^; sudo apt-get update sudo apt-get install bcmwl-kernel-source でドライバをインストールして、/etc/modprobe.d/blacklist.confの最後に、 blacklist b43 blacklist bcma blacklist ssb を追記して再起動すると、BCM43142を認識してアクセスポイントに接続することができました。 次に Chrome OSの方。Wifi supportに解決法が書いてありました。Bodhi Linux 側で grub.cfg のカーネル起動オプションに、options=broadcom_wlを追加すればよいらしい。っちゅうことで、/etc/grub.d/99_brunchのカーネル起動オプションquietの前にoptions=broadcom_wlを追加します。この後、 sudo update-grub を実行すれば、grub.cfgにoptions=broadcom_wlが追加されます。これで、Chrome OS 側でもBCM43142を認識してアクセスポイントに接続することができました。 っちゅうことで、拡張性に乏しい Lenovo S21e-20 ですが、Chromebook として蘇ることができました。 --- 11:15 --- リクエストがありましたので、/etc/grub.d/99_brunchの中身を画像で示します。クリックすると拡大されます。 options=broadcom_wl を追加する箇所 上図の下線部分が追加部分になります。99_brunch を編集した後は、 sudo update-grub を実行して、grub.cfg に反映してください。 --- 2022.01.16 19:50 追記 --- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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