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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 東京都は水道局が持つ、漏水防止などの水道技術で、 アジアやアフリカ諸国の支援に乗り出すという。 研修人材の受け入れや派遣を増やす他、 都の技術を専用ホームページで解説するという。 海外から無料相談も受け、 技術公開して衛生環境改善に貢献するという。 2007年11月を期に、研修・開発センター(世田谷)で、 水源保有数や苦情数でサービスの程度を測る国際規格の会議が 開かれると言う。都水道局は、これを機に、 海外の水道業者との交流を活発化し、情報交換の仕組みを作るという。 JICA(国際協力機構)などと協力、 アジア、アフリカ諸国への派遣技術者や 年間100人程度の受け入れ研修生の数も増やす。 実際には、漏水防止技術や調査方法などを 事業別に英語で掲載しホームページ化したという。 インターネット会議で直接議論できるシステムの導入も検討中である。 ところで、東京都では、 総排水量のうち、水道料金として計上出来なかった水量が占める割合 を示す漏水率は、東京都で2006年度が3.6%であり、 1997年度末は9.3%だったが、 配水管交換や配管のネットワーク化などで、 事故や地震の際にも漏水被害を最小限に抑えるといった 対策をとってきた。 一方、海外の漏水率をみると、 バンコク(1994年)33% ロンドン(2000年)26.5% など通常20~30%であり、 都の漏水率の少なさが際立っている。 石原慎太郎知事は2007年5月に ニューヨークで開催された「世界大都市気候変動サミット」 で東京の漏水率の低さを紹介した。 「世界の都市が水の有効利用に取り込むことは 地球環境の保全に繋がる」と提言したという。 都の水道事業は拡張から維持管理に比重が移っているという。 海外での人材育成に貢献しながら、 技術面で職員の研鑽にもつなげていくという。 水と大気の大循環システム、特に淡水系での バイオ系燃料科学の進展にともない、 これからは深刻な水不足が進むと考えられる。 地球環境システムの血液である、 淡水系の確保は、 砂漠に水を引くだけではなく、 既存の都市の淡水インフラの質の向上が重要であり、 東京都の行為は、的を得た議論であると考えられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 7, 2007 01:15:40 AM
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