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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 米地質調査所(USGS)は、2007年9月7日、 地球温暖化により北極の海水の減少が予測通りに進むと、 今世紀半ばには、世界の北極グマの生息数が 現在の3分の1になるとの推計を発表したという。 気候予測のためのコンピュータモデルによる解析結果であり、 実際には海水は予測よりも早く減少しているとして、 これでも「控えめな予測値」であるという。 北極グマは、主食のアザラシを捕獲するための足場として、 海氷に依存しているという。解析によれば、 温暖化の進行で今世紀半ばの夏には、 北極グマの生息に適した場所が42%も失われるという。 すでに、国際自然保護連合(IUCN)によれば、 北極グマは現在約2万から2万5千頭が 米アラスカ州、カナダ、ロシアなどに生息しているが、 エサの減少などで、北極グマの体重や繁殖率が 低下しているというデータも存在するという。 北極グマの例が示しているのは、 地球温暖化により、生物の生存環境に 甚大な変化が起きており、そのスピードが 常に科学者の予測を上回るスピードで 加速度的に進んでいるという現実である。 北極等の極地においては、 温暖化現象の極地であるため、 逃げ場を失った生物が淘汰される傾向がはっきりしてきた。 極地でないところでは、 当然、南の水産資源に適した環境や漁場が 北方に推移しつつあることになる。 温帯の水産資源が北に移動することは、 そうした水産資源単体可能かもしれないが、 実際には、そうした生物が生息に必要な自然環境そのものも 同じ様に移動出来ない限り、水産資源の北への移動を 阻む動きも起こりうることになる。 一方で、病原体など単純な生物は、 温度環境に合わせて比較的自由に移動すると考えられ、 元からの環境に生育していた生物たちの多くは、 短期間での移動のすべを持たずに、 病原体に犯されて、病気により淘汰される可能性もあることを シリアスな問題として、考えておく必要があろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 9, 2007 01:28:54 AM
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