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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 シリコンウェハー大手のSUMCOが 太陽電池向けウェーハーの大幅増産に踏み切るという。 佐賀県に新工場をを建設し、2009年春に稼働し、 生産能力を現在の4倍とし、世界シェアを現在の4%程度 から中長期的には10%に高め大手の一角入りを狙うという。 そもそもSUMCOは、半導体向けでは世界シェア2位であるが、 太陽電池向けでは欧米勢が先行していた。 シリコンウェーハーの原料である多結晶シリコンは、 主に半導体向けに使われてきた。ここ数年は 太陽電池向け需要も急増し、需要逼迫を背景に 価格も大幅に上昇しているという。 ただ、一段の需要増を見込んで多結晶シリコン 事業に参入する企業も出てきており、 中長期的には品不足感は薄れるとみられているという。 SUMUCOの大幅増産の背景には、こうした需要改善の影響もあるという。 品不足観を解消しようと、多結晶シリコン生産に新たに乗り出したり、 増産に動いたりするケースも相次ぐという。 新日本製鉄は太陽電池向けに、年産2000トン規模の新工場を 2010年にも建設する方向で検討に入っている。 同様の計画は他にもある。 シャープや三菱電機など国内の太陽電池メーカーは、 ウェハー不足から太陽電池の生産を思う様に伸ばせない 状態が続いているという。多結晶シリコンの増産が進み SUMCOの新工場が稼働すれば、 国内の太陽電池メーカーの供給力が増しそうであると言う。 しかしながら、長期的な展望で太陽電池を考える時、 植物の光合成による電気や、エネルギーの獲得を 科学的に分析して作られた、バイオ由来の 太陽電池が可能になるまでは、 構造的に、太陽電池用のウェーハー代替品は 不足傾向が続き、化石燃料資源に頼る構造から 抜けきれないのではないかと考えられる。 バイオソーラーバッテリーこそが、 根本的な環境に優しいエコロジカルな電力源として 成長すべき分野であり、 難しくとも、その分野の研究開発を進める 研究組織が現れることを期待するものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 12, 2007 12:41:25 AM
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