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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:建築・都市・建築家
政界は安倍総理の辞任発言で、 ひとさわぎしているところであるが、 日経新聞によれば、民間活力は そうしたこととかかわらず、黙々と、動いている。 東京大学、帝人、住友化学、東京理科大、 慶応義塾大学、金沢大学、三菱商事、住友精化のチームが、 2007年9月11日、CO2からプラスチック(樹脂) を作ることに成功し、量産技術の開発を始めると発表したという。 包装材やフィルムなど幅広い用途での利用が期待できる技術で、 地球温暖化防止に役立つといい、2012年度にも実用化するという。 原料の5割はCO2 であり、エポキシドと呼ばれる化合物と 混ぜて作る、40年前に東大が考案した製法であるが、 耐熱性の高い樹脂ができない欠点があったという。 野崎京子東大教授らは新しい触媒で耐熱性を改善し、 実用化のめどをつけたという。 世界の合成樹脂市場の6割強を占めるという ポリプロピレンとポリエチレンの代替素材となるという。 工場から出るCO2を原料にする。 石油から作るのに比べてCO2の排出を3割以上減らせると言う。 新エネルギー・産業技術総合開発機構の支援を受けて 実用化を狙うという。住友化学と住友精化が生産、 帝人が加工、三菱商事が販路開拓などを 担当する計画であり、コスト競争力を 確保出来るとみているという。 とりあえず、CO2を生産工程で吸収することは CO2排出量を削減することになるのでよいが、 出来上がったプラスチックが、 水と大気の大循環の中で、バクテリアなどにより 分解できる製品であるならば、 地球環境システムからの正のエントロピーの排出に 貢献できるが、分解できない製品でるならば、 地球環境システムからの正のエントロピーの排出分解 に貢献できない可能性もあるので、 CO2による温室化の削減には効果はまちがいないが、 正のエントロピーの地球システムから宇宙への排出 に対し、どのような影響があるのか 興味深い材料であると言えよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 13, 2007 01:35:03 AM
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