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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 ダイキン工業と仏化学大手アルケマは合弁で、 オゾン層を破壊しないエアコン用新冷媒 (代替フロン ハイドロフルオロカーボン(HFC)-125)の 製造・販売会社を今秋にも中国に設立するという。 生産能力は家庭用エアコン換算で年1000万から2000万台分 とみられ、2010年にも生産を始めるという。 オゾン層を破壊する冷媒を使うエアコンは 米国で2010年に販売が制限され、 世界的に新冷媒への切り替えが進む見通しであるという。 ダイキンは仏社との合弁で新冷媒の安定確保につなげるという。 新冷媒は、生産技術に強みを持つアルケマが過半数以上を出資し、 中国江蘇省にある同社の敷地内に製造会社を設けるという。 製造された代替フロンをダイキンの常熟工場(江蘇省)で 最終的に冷媒に仕上げるという。 ダイキンはエアコン業界で唯一、冷媒の他社への供給も 手がけているという。生産した新冷媒の一部は 外販に振り向けるため別途販社も合弁で香港に設立し、 アジア市場を開拓するという。 新冷媒の世界的シェアは 米デュポンが首位で、二位がハネウェル、 三位がダイキン、4位がアルケマであり、 三位と四位が手を組み米国勢に対抗する。 エアコンの代替フロンとして世界的に主流なのは、 ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)であり、 オゾン層を破壊する能力が在り、 化学物質フロンの使用を規制する「モントリオール議定書」 で生産削減・全廃の期限が決められていることは 2-3日前に述べた所である。 中国など途上国でのHCFCの生産量が無視できなくなっており、 国内でも、代替フロンの展開には、フロンそのものだけでなく、 冷媒管の金属的含有量の違いや、既存建築の一部を破壊改修する ことも必要になる為、フロンそのものの経済性だけでなく、 それをとりまく技術の経費を考慮して、 可能な限り早く、切り替えて、とりまき技術の安定化を はかるべきであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 22, 2007 01:33:02 AM
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