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テーマ:ワイン大好き!(30343)
カテゴリ:建築・都市・建築家
本年に入り、環境問題に対する危機感の認知と
国民の意識の高揚を図る為か、 NHKでも、環境関連報道を充実するといいい、 元旦早々、番組が行われた。 かつて以下のブログで述べた様に、 今回のNHKの行動は、環境問題の解決に 資する効果があると考えられる。 2007年10月11日 「環境問題は、環境情報(アナウンス)効果で変化する」 環境問題に対するアナウンス効果をタイムマシンの未来変化 の構図にあてはめて議論した。 2007年10月18日 「環境教育が環境経済に貢献する」 地球温暖化に対するネガティブキャンペーンが、 省エネに対するポジティブキャンペーンになるという構図 を議論するとともに、ネガティブキャンペーンの行き過ぎが パニックを引き起こす可能性を述べた。 本日のNHKの番組を見て明らかになったことは、 現状の貨幣経済のようなものをを維持しつつ 低炭素社会への価値観の創造をおこなうことが重要であることであり、 その制度設計(デザイン=指し示すこと)の基本を 少し考えてみることにする。 基本的に、ドル、ユーロ、円、元という既存貨幣の価値は、 低炭素行動や環境改善行動と連動する価値観を有していない。 従って、環境問題を解決する経済的動きを促進するためには、 そうした行動が人類共通の価値観の高揚に繋がる様な 「指標」を作成するのみならず、 その「指標」が身近な環境行動への理解や認知が得られやすい様に 直接的な「貨幣価値」とすることである。 低炭素社会の推進や、CO2の削減努力の推進は、 既存の貨幣価値体系では、既存経済への負担となるように 認知されることから、 「C(=炭素)」や『CO2」そのものを単位とすることは 貨幣価値としては認知されがたい。 「C」や「CO2」の減少が、高付加価値を経済的に 認知されるような価値観を創造するのが目的であるとすれば、 「1/C」や「1/CO2」 あるいは、 「log10(1/C)」や「log10(1/CO2)」 のように、炭素やCO2が減少することで 価値が高まるような新しい貨幣価値を新しく定義することが のぞましい。 こうした新しい低炭素、CO2削減指向の 新しい貨幣価値を創造することにより、 人類全体に理解のしやすい、 環境志向の新しい経済への移行が進むと考えられる。 NHKの放送ではそこまでは踏み込んでいないが、 人類にとってここ2~3年の環境行動が重要であるならば、 こうした思い切った価値観の変革が重要であろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 1, 2008 11:46:25 PM
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