恵方に初詣に行こう。
明けましておめでとうございます。皆様に幸多からんことを。何やら中国地方では大雪のせいで車に閉じこめられてる方々や不本意にも電車内で信念を迎えられた方々などいらっしゃるようで無事に目的地へ辿り着けましたでしょうか。新年早々の災難、ご愁傷様です。さて、お昼に買い忘れのきな粉をとスーパーに行きましたら福引きをやっておりまして年末間際にもらった券が10枚ほど財布の中に、2回分ですが。正月早々、五百円の商品券で運を使い果たしてはいるまいか?いやいや自分の運はこの程度じゃないはず。などとたかだか商品券で一人つっこみを入れながら帰ってきました。初詣のためにネットで今年の恵方を確認しようとしたら面白い物を見つけました。何で恵方にお参りに行くのか・・・・説明するのが面倒なので昨年正月のブログ記事をそのままコピーします。お正月は家神(年神と世間では呼ばれてます)さまをもてなす行事、そのことによって一年の幸運を祈願し、その願望(家内安全や長寿)をお供えとして形にして家神様に示しています。 家神様とはその家に1年間住着く神様です。大晦日を過ぎますと家神様との契約?が切れますので新しい家神さまを迎える必要があります。 家神様は降臨するときには外に降り立ちます。その時目印になるのが門松なんですね、この目印を依白=よりしろ と呼びますが神様は先の尖ったものを依白にすると言う考え方がありましてそのため松の葉を使います。竹を斜めに切ってあるのもそのためです。我が家では世間で見られるような門松ではなく庭(敷地の入り口)に棒を打ち込みその棒に松とゆずり葉を結びつけてました。最近ミニチュアの門松や松飾りが売られてますが家の中に飾ってはいけません、家神様に見えませんので。 さて家の前に降り立った家神様は家の玄関にしめ縄などのしめ飾りがあるのを見て神が住める場所だと知ることとなり家の中に入って来ます。地方によっては家の周り全体をしめ縄で飾る処もあるそうですが自分の家を一時的に社にする。これがしめ飾りの理由です。 家の中に家神様が入りますと祭壇やその前の供え物を見てそこが自分の座る席であることを知るのです。家人は家神様がそこに座してくれたことを祝い、そのまま1年間居続けてくれることを願っておせち料理を食べるのです。 家神様が自分の家にお入りになられてから初詣となりますが、この初詣と言う言葉は明治時代に出来た新語です。明治の10年代に鉄道会社が相次いで初詣(新聞広告に載せた言葉です)の割引乗車券などを発売しそれを期に元旦、成田山や高尾山などへ詣でるのが流行し現在のスタイルになっているのです。 では、それ以前の本式は?といいますと恵方、この言葉もコンビニの恵方巻かなんかで有名になりましたがその年の吉方のことを言いますが恵方にある神社仏閣へお参りに行く恵方詣りが正式なものです。ただ有名な処へ出かけるのは恵方に合致してないときがありますので有名所でも良いですが恵方に行きたいものです。 本来の意味を知ることも自分の考えや行動を改める機会となるかもしれません。みなさんも恵方の近所の神社やお寺さんにお詣りしてはいかがでしょうか。今年の恵方はおおよそ南南東(南微東)で、面白いものとは地図上に恵方を示してくれる。地図を移動して方位図の中心に自宅を合わせると・・・。←うまく説明できません。クリックして見て下さい。