テーマ:株式投資日記(19336)
カテゴリ:資産運用
30Oct2007の記事へのコメントを発端に、
これはどうしても大事なことだ、と思われるやり取りがありましたので、 やはり本文化して残しておきたいと思います。 いかくんさん、重ねてありがとうございました。 >株価を応援するという観点から見た私利私欲というのは、限られた中のパイからぶんどり合うように感じていまい、どうしても日々落ち着かない状態が続いてしまうような気がします。 > >それに対して、応援する気持ちでの投資というのは、まずは一度自分お金を手放し働いてもらうことからはじまり、実りの秋を迎えた頃に企業が成長し、自分にもひとまわり大きくなって戻ってくるという風に考えています。 > >どちらを選ぶかはまさにその人次第の考え方だと思います。 >stareyesさんがおっしゃる通り、確かに考え方によってはどちらも私利私欲かもしれませんね^^ > これはまた、本文レベルで展開して行きたいと思えるコメントですね、そのとおりと思います。 手法そのものに罪は無いですね、公序良俗に反しない限り選択は自由ですし、心地良さを感じるレベルも人それぞれですね。それ以上でも以下でもないことと思います。 そういったことよりも、「自分が求める成果」をどのように導き出すか、これは投資家自身の主義(あるいはビジョンやスタンス)の問題に本質があるような気がしてなりません。 >株式総会の運営をされてましたか。 >それならまさに眼がギラギラしている欲の塊を持ったような人もいらっしゃるのでしょうね?(これがまさしくモンスター株主??) >こらえきれない気持ちになることもあるでしょう。 > >株主あれば、株価のことだけでなく、もっと前向きな提案もして欲しいですよね。 まさしくそのとおりです、1年に1度しかない、会社にとって最も重要で貴重な会議なのですから、わざわざ会場にまでいらっしゃってのご質問がそれでは・・・「株価のことはマーケットにお尋ねください、しかし、株主様のご期待に沿えるべく努力致します。」ぐらいしか言えませんよ、たかだか経営陣には(笑) 成果・適正利益を挙げるべくまい進することが経営陣の本分ですからね。 実際、株価自体をコントロール出来る人間なんてこの世にいませんから。 某B氏のような機関投機家だって、せいぜいポジショントークでちょうちんを灯す程度ですよ(笑) >株主は顧客でもあるので、顧客の観点からの提案をすればもっと良いサービスや商品が生まれて来るんだろうと思うんですが。 そう、そうなんです。 しかし、株主≒顧客という図式が必ずしも多数を占めていない会社が多いのではないでしょうか。 そうであるからこそ、先例のような「モンスター株主」のような方々が後を絶たず現れて来られることになっているのではないでしょうか。 そればっかりにならないように、企業努力もするのですが、現実はなかなか厳しいです・・・ 私も反面教師として、投資家サイドに立ったときにはせめてそんなスタンスの株主にだけはならないように、と心がけております。 以前に記事で書きました「サントラスト銀行」のようなスタンスも参考にしながらですね・・・ http://plaza.rakuten.co.jp/star1947/diary/200705160000/ >何を持って付加価値かというのもあると思いますが、これを突き詰めていくと十人十色になっていくことでしょう。人それぞれが、それぞれ>のテーマを持って投資するでしょうから。株価がいくらになったというのをゴール地点にするか、何百万人の人にサービスを通じて貢献できたなど、多岐に渡ってくると思います。 付加価値、これは企業経営の上では明白です。 「経営成果として適正利益を上げること」しかありません。こういう形の付加価値を上げていかなければ、出資者への利益還元も、消費者へのサービス向上も、従業員への報いも、社会貢献も、いずれも出来ずジリ貧になり企業は衰退します。 どんな商売の企業であれ適正利益という名の付加価値を上げ続けることが、最も重要な使命ですね。 >ぶっちゃ言いますと、自己責任で投資をやるんだったら、周りのことは気にせずとことんわがまま一杯でやる方がやりがいがあるでしょうね。 左様に思います。自己責任というのは我が道を勝手自由に気楽に行くことが出来ると同時に反面、その代わりに結果責任としては一切周りに迷惑をかけてはいけない、また中途半端でなくとことんまでやり切る気概のことも指すものです。 何かを始めて、とことんまでやらずに自分以外の他人や他の物・環境のせいにしたりして嘆いてしまうというのは、当然自分が目指す結果が伴っていないからでしょう。 ひと言でまとめると、「投資に対する甘さ」が要因でしょう。 投資の世界では、相当に強い決意を持って挑まないと、巨大勢力や極悪勢力の吹聴や喧伝の渦にカンタンに巻き込まれ、自分の心を揺り動かされて目指す成果と相反する行動をいともたやすくさせられます。 こういう戦場のような要素も投資と切っても切れない、ですから「投資はギャンブルだ」と私は平気で言います。 それくらいリスキーな環境に身を置くことになっているわけですが、自覚している投機家・投資家はどれ程いらっしゃるのでしょうか。 >何十年もず~っと保有し続けて気がついた頃には、あれ?こんなに株価が上がっていたの?という風に思える、大きな器を持った長期投資家になりたいものです。 是非! 先例のサントラスト銀行のような器を、私も理想とします。 長々と失礼致しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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